今回の成都世界線アニメイベントでの写真が、ようやく一部仕上がってきました!『オナー・オブ・キングス(王者栄耀)』の王昭君を綺麗に表現するため、半月以上前から衣装のメンテナンスや調整を始めていました。襟元や袖口にはボリュームのあるフェイクファーを使用しており、氷雪のテーマを忠実に再現できる反面、イベント会場内ではかなり熱がこもりました。
ウィッグはアイスブルーのロングストレートを厳選し、前髪を切り揃えてヘアスプレーでしっかりセット。カメラの前で美しく映えるよう、頭頂部のファー飾りや雪の結晶パーツはヘアピンと隠しワイヤーの二重構造で固定しました。額のラインストーンにも汗に強い接着剤を使用したため、一日中会場を歩き回っても剥がれずにキープできました。
何よりご紹介したいのは、手にした杖の小道具です。全体をEVAボードとアクリル板を組み合わせて製作し、氷の透明感を出すために表面にクリア光沢塗料を重ね、内部にはLEDテープライトを仕込みました。ただ本音を言えば、会場でこの長い杖を掲げ続けるのはかなりの腕力が必要で、ブレずにポーズを維持するために二の腕にずっと力を込めていました。
撮影は夜の時間帯まで及びましたが、そのおかげで夜景ならではの重厚な空気感を演出することができました。衣装もウィッグも寒色系のため、ライティングが非常に重要になります。カメラマンさんが正面から暖白系のメインライトを当て、サイドから青いエッジライトを添えてくれたことで、暗い背景から輪郭が綺麗に浮かび上がり、ファーの質感や氷晶のきらめきが見事に捉えられました。
床に座り込んだカットは、靴を脱いで白いファーラグの上で撮影。淡いブルーのグラデーションタイツが衣装の色調と美しく調和し、斜めの角度を意識することで白ストッキングらしい脚のラインをすっきりと長く見せています。当日はかなり冷え込みましたが、完成度を追求して冷風の中で何時間もポーズを維持した甲斐があり、納得のいく写真を残すことができました。細部へのこだわりが多く手入れも根気が要る衣装ですが、仕上がった写真を目にした瞬間、すべての苦労が報われたと感じました。