この巨大なソーセージ抱き枕を持って陸上トラックに入った時、実は心の中で少し緊張していました。この抱き枕は本当に大きく、私の体の半分くらいの長さがあるため、抱きながらリラックスした自然な姿を見せるには力も角度の工夫も必要でした。午後の日差しは非常に強く、トラックの上に濃い影をくっきりと落としていました。強い光によるテカリで顔の写りが崩れないよう、グラウンド撮影中は常に顔の向きを調整し、同行してくれた暮汐さんにも確認してもらいました。折りたたみ椅子は想像以上に小さく、座った時に足を伸ばせないと窮屈に見えてしまうため、できるだけリラックスして白ソックスと青黒のスニーカーを見せ、画面全体に広がりを持たせるように意識しました。白の半袖にシアンブルーのパイピングが入ったスポーツ系コスプレは着こなしが難しいものですが、幸い今回の衣装は若々しく活動的な雰囲気にうまくマッチしてくれました。もちろん、設定は単に若々しいだけでなく、いつでも疲れてその場に倒れ込みたいような気だるい雰囲気が重要です。そのため、椅子に座っていた時の脱力感はわざと作ったものではなく、椅子の座り心地が少し悪かったことで、無意識に「もう動きたくない」モードになって生まれたものでした。1枚目のソーセージを抱きしめてピースサインをする写真はさりげないギャップ感を表現し、2枚目の手を口元に当てるポーズは、腕の高さと表情のバランスを取りつつ、眩しさで目が開きそうにない中でかなり気を配りました。この2枚を撮り終えた後、急いで水を飲んで近くの芝生に座り、パートナーとポーズが固くなっていないか、どこを直すべきかを話し合いました。緑色のハードルの小道具が隣に置かれていてスポーティーさを演出していましたが、結局一度も飛び越えることはなく、隣に座って記念撮影しただけでした。これこそがギャップの面白さですね。全身の装備も意外と重く、特にスニーカーは見た目は可愛いものの、行ったり来たりしながら撮影するにはそれなりに体力を使いました。風が強くウィッグが何度も乱れたため、納得のいく1枚を捉えるまでに何度もシャッターを切る必要があり、撮影現場の音も想像以上に賑やかでした。ソーセージ抱き枕の存在感が強すぎて、抱えているだけでシュールな光景になり、撮影中はずっと笑いが絶えませんでした。炎天下ではコンディションを保ち続けるのが難しいため、カメラの前では気合を入れ、シャッター音が聞こえた瞬間にキャラクターになりきるよう努めました。小道具の準備において、このソーセージ抱き枕は今回のブルーアーカイブ小鳥遊ホシノ コスプレ撮影で最大の難関でした。大きいだけでなく表面がツルツルと滑るため、平気な顔で抱きかかえるのにはかなりの握力が必要でした。抱きついて眠っているような瞬間を撮るため、腕から滑り落ちないよう何度も持ち方を微調整しました。グラウンドでの撮影の良さは色彩のコントラストが非常に鮮やかな点にあり、トラックの赤と青が、私の白・ピンク・シアンの運動着と素晴らしい視覚的調和を生み出してくれました。一方で日差しが強すぎて目をしっかり開けるのが難しかったのですが、シャッターが切られる瞬間に軽く目を細めることで、キャラクター特有の眠たげな雰囲気を逆に表現することができました。ピンクのヘイロー(光輪)の髪飾りは軽いものの、強風の中ではピンでしっかり留める必要があり、風が吹くたびにウィッグとヘイローの位置を直しました。ハードルのバーの横にできた小さな影も活かし、光と影のコントラストでキャラクターのシルエットを美しく引き立てました。撮影は長時間のハードなものでしたが、特に折りたたみ椅子の座面が高く足が地面にギリギリ届く程度だったため、かえっていつでも脱力して倒れ込めそうな感覚になり、キャラクターの「おじさん」設定にぴったりハマりました。背もたれに完全に身を預け、日差しを浴びる心地よさを味わいました。休憩中にトラックを眺めながら暮汐さんとおしゃべりしていて、屋外でこうした「お昼寝」をテーマにした撮影をするのは本当に楽しいと感じ、これこそがコスプレへの愛だなと実感しました。日々の楽しさを撮影に込めてこそ、より雰囲気のある作品に仕上がります。今回の写真は休息をメインに表現していますが、スポーツグラウンドという背景と道具は常に競技を連想させます。この「怠惰」と「スポーツ」のぶつかり合いこそが、今回の撮影で一番魅力を感じた部分でした。半日ほどかけてようやくこの一連の写真を完成させることができました。トラックのゴム粒は踏み心地が硬く、光の調整を待つ間に足がパンパンになりましたが、完成した気だるさとスポーティーさが両立した写真を見て、それまでの疲れが一気に吹き飛びました。