今回は15周年を祝うため、会場費と風船の装飾に合計3千元をかけました。実際に設営を始めてみると想像以上に大変で、みんなでまるまる3時間かけてようやくセットを完成させました。体育館のフローリングや黒い保護マットの色合いを考慮し、バルーンは彩度の高いオレンジとイエローを選び、白いフラワーバルーンを合わせて明るさをプラスしました。中央には数字の「1」「5」と「US」の文字バルーンを据え、サイドにはケーキ型や「Happy Birthday」のロゴ入り風船を盛り込み、視覚的にも賑やかな世界観を作り上げました。
会場が遠方だったため、今回はまさに気合の入った遠征撮影となりました。体育館の照明は難易度が高く、真上からのトップライトが硬いため、顔に濃い影が落ちないよう立ち位置を細かく微調整したり、レフ板で光を起こしたりしながら撮影を進めました。この衣装はディテールが非常に多く、白ベースに大ぶりのグリーンスパンコールリボンが映え、胸元のメタルチェーンやバッジも重厚感があります。背中の半透明の羽根は、振り向くたびに美しい躍動感を添えてくれました。ウィッグのカットとセットにも時間をかけ、頭の星形ヘアアクセサリーを自然に固定するためにスプレーやピンを駆使しました。
身支度で最も神経を使ったのは白いロングストッキングです。伝線しやすい繊細な素材なので、着脱の際は指先にささくれがないか確認しながら細心の注意を払いました。全体のスタイリングに合わせて白手袋も着用しましたが、見栄えが良い反面、スマホのタッチパネルが反応しにくく、自撮りのたびに脱いだり布越しに画面をタップしたりと苦心しました。メイクには星のラメを散りばめ、カメラの前で少し動くだけでキラリと輝く効果を出しています。
撮影中はたくさんの仲間と一緒に合わせを楽しみました。お揃いのアイドル衣装でもメンバーごとの担当カラーが異なるため、並ぶと画面全体が非常に華やかになります。個人の全身ショットからツーショットの自撮り、そして最後の9人全員の集合写真まで、進行の管理にはなかなかの体力が必要でした。ポーズをとる際はスカートの広がり方や脚のラインの伸び、手袋をつけた手の仕草にまで意識を向けました。アイドルらしい元気いっぱいのオーラを届けるため、館内の蒸し暑さに負けず表情管理を崩さないよう努めました。
今回挑戦した小泉花陽のアイドル衣装は、白ニーソにミニスカートという組み合わせゆえにアングル選びが重要で、少し間違えると脚が短く見えてしまいます。幸いにも当日は床の木目が綺麗に光を反射してくれたため、少しローアングルから構えることで素晴らしいカットを残すことができました。遠征での撮影は体力と気力の両方が試されますが、カメラに収まった写真を見た瞬間、3時間の設営と長旅の疲れもすべて吹き飛ぶほど充実した撮影になりました。