【西施コスプレ】『オナー・オブ・キングス』西施の旧デザイン、水辺に佇む屋外撮影の記録 - 1 枚目
【西施コスプレ】『オナー・オブ・キングス』西施の旧デザイン、水辺に佇む屋外撮影の記録 - 2 枚目
【西施コスプレ】『オナー・オブ・キングス』西施の旧デザイン、水辺に佇む屋外撮影の記録 - 3 枚目

先週末の午後、『オナー・オブ・キングス』の西施の旧デザインの撮影を水辺で行い、すでに一部の写真を公開しました。キャプションには「風が私の想いをすべて届けてくれますように」と添えましたが、当日は本当に風が強く、宙を舞う透明な白のオーガンジーを追いかけるのにスタッフ一同大忙しでした。

このバージョンの衣装は白と青の配色が基調となっており、メインのトップスは体にフィットする濃紺の生地に、銀色の水滴や三日月模様が施されたしっかりとした胸当てとコルセット風の帯が備わっています。これに合わせた二重構造の大きな袖は、外側がシースルーの薄手素材になっています。歩くたびに腰元の銀の鈴がチリンと涼やかな音を立て、仙女のような神秘的な雰囲気を添えてくれました。しかし水辺は風が強いため、突風が吹くとウィッグと薄布が絡まってしまい、撮影にはかなりの苦労が伴いました。

衣装の素材選びにもかなりのこだわりが詰まっています。白いトップスの襟元はデザインが凝っていて着こなしが難しく、背中はコンシールファスナー仕様にしつつ、外側に透け感のあるシフォンリボンを重ねることで、ウエストのフィット感と柔らかな風合いを両立させました。青いスカートの裾はレイヤード感が強く、内側に仕込んだハードチュールでボリュームを支え、外側の薄布が風になびく瞬間は抜群の写真映えを誇ります。

今回のヘアメイクも入念に作り込みました。黒髪ロングストレートのウィッグをツインテールに結い上げ、毛先が腰の横に流れるようにして青いリボンを結びました。アイメイクは彼女の涼しげで優しい眼差しを表現するため、赤みのあるピンク系に仕上げています。チークをしっかり入れ、シェーディングで立体感を際立たせることで、水辺撮影のような寒色寄りのロケーションでも温かみのあるメイクが血色感を綺麗に引き出してくれました。

西施の旧デザインならではの凛とした佇まいを再現するため、多くの小道具を用意しました。あの大きな半透明の花の小道具は、実はプラスチック樹脂製でかなり重く、午後ずっと掲げていたため腕が筋肉痛になりそうでした。屋外では光を強く反射するため、綺麗な光の輪を生むために何度もアングルを探る必要があり、全体の質感を保つためにシャッタースピードを速め、絞りを少し絞って撮影しました。

撮影地を水辺に選んだのは、背景の湖水と遠くの山並みを心地よくぼかし、水面の自然な煌めきを活かしたかったからです。午後の光はとても柔らかく、直射日光による顔のきつい影を気にせず綺麗に照らしてくれました。ただ、背景に観光客や遊覧船が多く写り込んでしまうという課題もあり、雑多な要素を排除するために大口径レンズを使い、アオリや横からのアングルを工夫して画角を整理しました。

長時間花の小道具を掲げていると腕が震えてくるため、シャッターが切られる直前には毎回深呼吸をして、自然な表情をキープするのに苦心しました。風が吹き抜けた際、スカートの裾や透明な袖がレンズの前をかすめ、偶然にも幻想的で朧げな美しいカットが撮れたのは嬉しいサプライズでした。次回こうした大きなチュールを扱う際は、クリップを多めに用意して布を固定したり、小道具に落下防止のリストバンドを仕込んだりしておくと安心だと痛感しました。こうした実践的な経験も、コスプレ撮影が好きな仲間の参考になれば幸いです。

写真は3枚厳選し、横顔カットも正面カットもそれぞれ魅力がありましたが、最終的には構図が中央で光が最も均一に当たっていた正面の1枚をメイン写真に選びました。見返してみるとメイクのハイライトが少し強めでしたが、レタッチ時のディフューズ効果で硬さが絶妙に緩和されました。現像では水辺本来の澄んだ青のトーンを残しつつ、背景の樹木の自然な質感も大切にしています。全体として再現度の高い仕上がりになりました。今回の水辺撮影はとても楽しく、風に揺れるスカートの躍動感を綺麗に捉えられたと思います。水辺に佇む西施の姿をぜひご覧いただけたら嬉しいです。