今回の撮影の基調を蒸気機関車撮影とコラボ要素の融合に决定し、メンバーと1ヶ月かけて準備を進め、ついにアークナイツ コスプレのサンリオコラボ大型併せを実現させました。5人編成でのグループ撮影ということもあり、当日の試練は予想以上に厳しいものでした。特に私たちが選んだレトロな車両ロケーションは線路の枕木の隙間が広く、車体には様々な蒸気パイプのディテールが張り巡らされていたため、5人全員の立ち位置やポーズを最適な空間に収めるにあたり、進行スタッフとカメラマンの誘導が本当に大きな役割を果たしてくれました。
今回のコラボ設定である「スチームを追う旅」というテーマを再現するため、衣装のディテールには相当なこだわりを詰め込みました。ジャケットの切り替えレイヤー、ベストやネクタイの配色、塑して多種多様な帽子やヘアアクセサリーに至るまで、旅に出たばかりのキャラクターたちの状態に完璧に合わせました。特に特筆すべきは、あの重厚感あふれるハイウエストスカートとジャケットのセットです。生地には軽やかなシフォンではなくハリのあるスーツ生地を選んだことで、戸外の風が強い場所でも服の落ち感(ドレープ)やシルエットが綺麗に保たれました。小物に関してはニーソックス コーデなどとの相性を考慮しつつ、大型のレトロなレザーキャリーケースを3つ用意。赤い十字テープが巻かれた黒い爆弾プロップは見た目以上に重く、持ち上げてバランスを保つのが大変でした。また黒とピンクのレース日傘も、現場の空気感を高める最高のアイテムとなりました。
今回のロケは主にあのクラシックな1079号蒸気機関車撮影に依存しており、画面内でも時代感とインダストリアル美学に満ちたレトロ鉄道の最高の背景となってくれました。黒い金属の車体、巨大な赤い動輪、そして車底の錆びついた質感など、これらのダメージ加工的な質感が、私たちの明快で可愛らしい要素を含んだサンリオコラボ衣装と実に面白いギャップ萌えを生み出しています。車両本来の無骨さを残すためあえて背景をボカしすぎず、機関車も人物も共に画面の主役となるよう仕上げました。撮影中のアングル探しでは、全員が交代でタラップ(梯子)を登り、車頭から車尾まで何度も角度を変えながら、突然の強風でウィッグやぬいぐるみが吹き飛ばされないよう必死で守るなど、実に慌ただしくも楽しい時間を過ごしました。
室内の撮影セットもレトロな家具店を特別に探し出し、深紅の重厚なカーテンと採光窓が屋外とは全く異なる情緒豊かな雰囲気を与えてくれました。室内撮影は屋外以上に光の回り方が重要ですが、幸いにも当日の午後の光が窓から差し込み、暖色光と人物との光影のグラデーションが非常に自然で、まるで古き良き時代の縮図のような仕上がりになりました。メンバーが大きいぬいぐるみを抱えたりトランクを手にしたりする姿が、旅人ならではのリラックス感を見事に引き立てています。
実のところ、こうした大人数のグループ撮影(併せ)において最も難しいのは個人がいかに美しく映るかではなく、全員のコンディションや周波数を一つに揃えることです。私たち5人は性格もそれぞれ異なりますが、現場では驚くほど早く息の合った呼吸を生み出すことができました。このアークナイツ サンリオコラボのシリーズ設定には、スチーム、レトロ鉄道、塑して冒険探求の要素が数多く含まれており、私たちが表現したかったのは単なる衣装の再現度だけでなく、仲良く旅に出る自由で自然体な雰囲気そのものでした。機関車の前でみんなで笑い合い、窓辺でふざけ合うシチュエーションは、レンズが捉えたのは一瞬に過ぎませんが、この空気感こそが併せ撮影最大の魅力だと確信しています。
今回の撮影で得た最大の収穫は、現地スタッフや撮影チームとの素晴らしい連携でした。衣装の準備から小道具の搬入、塑してカメラマンのスピーディーなスナップ撮影に至るまで、全員が極めてプロフェッショナルでした。特に屋外で機械構造に登る際、お互いに安全を声かけ合いながら撮影テンポを上手くコントロールできました。完成した写真のレトロストリートと鉄道旅の雰囲気が混ざり合ったスタイルは、私たちが追い求めていた質感を確実に見せてくれています。コラボコスプレの醍醐味は、自身の作品を通してデザイン画の中の期待をリアルな形へと昇華できる点にあります。今回のスチーム探訪の冒険記録が、皆様にもチーム創作の温もりとして伝われば幸いです。