今回のCD30イベントでコスプレしたのは『そらのおとしもの』のイカロスです。キャラクターを再現するために、ウィッグとメイクにはかなりこだわりました。イカロスのピンクの髪は特有のボリューム感があるため、前髪やサイドの毛束を丁寧にカットし、頭頂部のぴょんと立ったアホ毛はキープスプレーをたっぷり使って絶妙な位置に固定しました。ヘッドホン型の髪飾りは特注したもので、フィット感も抜群です。メイクはライトブルーのカラコンにピンク系のアイシャドウを合わせ、アイラインを控えめに引くことで、彼女の物静かな雰囲気を際立たせました。首元の黒いチョーカーは衣装の重要なキーアイテムの一つで、しっかりとした金属感があり重量もあったため、イベント会場で一日中着けていると首がかなり疲れました。衣装はライトブルーのジップアップジャケットに白のインナー、ボトムスはシンプルなジーンズという、日常感がありつつも特別な装いです。
手元にある黒と緑のスイカボールは、自分でスプレー塗装して作りました。ベースを黒で塗り、その上に蛍光グリーンの模様を重ねました。スイカの皮特有のまだら模様を出すために何度も色の配合を試し、ようやく納得のいく仕上がりにたどり着きました。背中のピンクの羽も自作したものです。見た目はとても綺麗ですが場所を取るため、混雑した会場内を歩くときは人にぶつかったり壊されたりしないよう細心の注意を払いました。ピンクの羽は抜けやすいため、出かける前に接着剤で縁を補強しておきました。
今回このキャラクターを出せたのは、一緒にニンフコスプレを併せしてくれた相方の兎丁ちゃんのおかげです。ブラウンのジャケットに白シャツ、赤いネクタイを締め、青いツインテールが動くたびに揺れて本当に可愛らしかったです。衣装準備の段階から、この名コンビを一緒に再現しようと約束していました。並んで立ち、彼女がそっと寄り添い、私がスイカボールを抱えると、原作そのままの世界観が一気に立ち現れました。
CD30の会場内は大変な混雑で照明も暗めでしたが、カメラマンの八雲さんのおかげで救われました。八雲さんは現場の光を活かすのが非常に巧みで、メイン光にLEDスティックライトを用い、サイドから当てた青紫の光が背景を絶妙に演出し、私たちの背中の羽の色とも綺麗に響き合いました。素晴らしい光と影のおかげで撮って出しの段階から完成度が高く、レタッチの際も兎丁ちゃんが過度な美肌加工を避け、リアルな肌の質感や陰影のグラデーションを残して理想のトーンに仕上げてくれました。
会場を歩いていると、特にあの黒緑のスイカボールと大きな羽が目を引いたようで、多くのカメラマンさんから撮影のお声がけをいただきました。この衣装で一日中歩き回り、肩も首もパンパンになりましたが、完成した写真を見た瞬間、すべての苦労が報われたと感じました。イベントはコスプレイヤーにとって体力勝負ですが、皆さんの熱気には本当に励まされます。今回のイベント写真の成功は相方とカメラマンの協力があってこそで、終始楽しく、併せ撮影の貴重な経験を積むことができました。