【星熊童子コスプレ】『陰陽師』神醸星熊童子、すべてはこの酒の中に - 1 枚目
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ウィッグネットを整え、金の環が巻かれた黒い角を頭頂部に固定し、長く尖ったエルフ耳を自然な位置へ調整。黒と金を基調としたショート丈トップスの襟元や、腰の赤紐と麻紐の結び目をしっかり確認して、今回のロケーション撮影が幕を開けました。『陰陽師』における星熊童子の「神醸」スキンの撮影として、今回は朱塗りの太鼓橋や築山、錦鯉の池を備えた本格的な日本庭園風ロケーションを選択。ほろ酔いでどこか人間味のある世俗的な空気感にこれ以上なく合致していました。

衣装は黒のお腹見せショートトップスに青緑のグラデーションが映える裾布を合わせたデザイン。ウエストを露出するスタイルのため、背筋を凛と伸ばして引き締まった美しいラインを保つよう常に姿勢に気を配りました。脚に施した赤い瑞雲のタトゥーペイントは長い時間をかけて描き込んだ力作で、撮影中に足を水につける所作もあったため、水滴で滲まないよう細心の注意を払いました。ゴツゴツとした岩肌や木橋の上を素足で歩くと足裏がひんやりと冷たく感じられましたが、その冷涼感がかえって覚醒と酩酊の狭間を行き来するキャラクターの心境へと素早く導いてくれました。

小道具では、深紅の扇子、小ぶりな杯、そして瓢箪が極めて重要なアクセントとなりました。扇子を構える際は指先をしなやかに脱力させ、扇を広げる瞬間の所作に流れるような視線を連動。杯を掲げるカットでは、少し焦点の揺らぐようなほろ酔いの眼差しを意識し、池を優雅に泳ぐ錦鯉へと視線を落としました。カバーカットの撮影では池のほとりの岩場に腰を下ろし、片脚を軽く引き上げて手元に赤扇を携え、もう一方の手でそっと杯を支える構図を構築。カメラマンさんのアドバイスで全身の力を抜き、手前の岩肌を前ボケに、朱塗りの橋を背景に配したところ、水面のきらめく反射光が顔元を柔らかく照らし、色彩の深みに満ちた極上の1枚が生まれました。

岩の上に胡坐をかくポーズではスカートのドレープが美しく広がるよう手で丁寧に整え、朱塗りの欄干に身を預けて横たわるカットでは、幅の狭い木製の手すりから落ちないよう体幹のバランスを維持しながら、気だるげな脱力感で「百味を湛えた酒碗」の情緒を表現しました。当日の屋外の光は素晴らしく、木漏れ日が織りなす斑の光と影が幽玄な風合いを演出。杯を手に集まってくる錦鯉を眺めていると、心ゆくまで酒を酌み交わす星熊童子の豪胆で風流な心境と自然に重なり合うことができました。

ロケーション撮影には木の枝にウィッグが引っかかったり装飾が生地に引っ掛かったりと細かなトラブルがつきものですが、本物の自然の中に身を置くことで深く役に入り込むことができます。酒碗の中に本物の酒は入っていなくとも、光と影、築山、朱塗りの橋、そして群れ泳ぐ錦鯉が、あらゆる情緒を美しく紡ぎ合わせてくれました。小さな酒蔵の片隅で、喜怒哀楽のすべてがこの一杯に溶け込んでいきます。撮影を終える頃には夕暮れが迫り、扇子と瓢箪を片付け水気を拭き取りながら、心地よい疲労感とともにすべての苦労が報われた達成感で胸がいっぱいになりました。