紫地に白い花があしらわれたこの折扇を手に取り、室内の和風屏風と桜のセットを合わせると、本当に静かな幽冥の楼閣に身を寄せているような気分になります。スタジオの照明は柔らかく调整されており、この白いフリルドレスの軽やかな质感を綺麗に引き立ててくれました。撮影当日は実はかなりリラックスした状態で、口では「お腹が空いた」と言いつつも、手元にちょうどお団子があったので、彼女の「食いしん坊」属性を撮影のオフショットに完全に溶け込ませることができました。西行寺幽々子のピンクのウィッグは透明感のある発色で、このライトカラー系のカラコンと合わせることで、カメラの前での視線の作り方において、あの無防備でありながらどこか物憂げなニュアンスを掴むよう意識しました。衣装造形に関しては、トレードマークである赤の紋様が入った白い三角帽子のシルエットに特にこだわり、カメラを通したときにクシャッとならず、立体的で綺麗に見えるよう制作しました。撮影中、折扇とお団子を連動アイテムとして使うのが特にお気に入りでした。扇で顔を半分隠すアングルは表情をより生き味に見せてくれ、手元のお団子はリラックスした日常感を醸し出してくれます。スタジオにあった木製の行灯や低い和風のローテーブルを前景にすることで、画面にさらなる立体感と奥行きを持たせることができました。写真を整理していると、自然な表情を捉えたスナップが沢山あることに気づきました。台座に座って頬杖をつきながら考え込んでいるこのアングルでは、袖口のレースのディテールやスカートのプリーツが綺麗に残されています。東方幻想郷の多くのキャラクターにはそれぞれ独特の魅力があり、その二次創作の盛り上がりこそが、私たち二次元コスプレプレイヤーに自分なりの解釈でその一面を表現する大きな发挥空間を与えてくれます。