今回の撮影本編のレタッチにおける最大のポイントは、豊かなディテールを残しつつ、全体の空気感(雰囲気)をいかに絶妙にコントロールする(抑える)かです。1枚目のソロカットにあるプラチナブロンドのウィッグと金糸刺繍の衣装は、薄暗い環境下で非常に強い表現力を放っています。黒いシースルーの手袋や亀甲紋様の団扇のテクスチャーは、コスプレレタッチの際に過度にぼかして(塗り潰して)はならず、素材本来の触感が伝わるように残さなければなりません。胸元の複雑な立体の金色刺繍は、光が当たると派手に見えがちなので、レタッチでハイライトを抑えつつ、シャドウのディテールを個別に引き上げる必要があります。
2枚目の竹林でのツーショットは夜景の雰囲気溢れるカットで、左側の暖色系和紙フロアランプの灯りと暗部の竹叶とのコントラストは、レタッチャーの腕の見せ所です。ピンクの髪色とディープブルーの髪色の高い彩度は、肌のトーンとしっかりメリハリをつける必要があり、かつ環境光の影響で顔が暗く沈んでしまわないように調整しなければなりません。アレンジ和服の編み込み帯や結び紐のディテールもくっきりと見せることで、写真の質感が画面越しにしっかり伝わります。
実のところ、今この写真群をアップしているのは、主に今後のレタッチ協力における相性(マッチング度)を確かめるためです。撮影本編の素材(元データ)のクオリティは良いものの、レタッチにかかるコスト(労力)は非常に高いですから。私自身もより良いレタッチの方向性を模索している最中なので、もしこの作品のスタイルに自分の実力を発揮できる空間があると感じる方がいれば、ぜひ素材としてお試しでレタッチしてみてください。好みの仕上がりであれば、こちらから積極的に連絡先をお伝えし、長期的な有償依頼(約稿)をお願いしたいと考えています。やっつけ仕事のような手抜きのインスタントな修図はお断りします。
あと、無断で画像を転載(盗図)する人たちにハッキリ言わせてもらいますが、ウォーターマーク(水印)まで一緒に盗んでおいて、本当に恥ずかしくないのですか?人のプロフィールページを覗き見するだけに留まらず、他人の血と汗の結晶を詐欺やまやかしの道具(籌碼)にするなんて。画像を盗むような奴には、遅かれ早かれバチが当たります。それから、コメント欄で私や親友(閨蜜)の容姿を悪意を持って叩く人たちには、いつも「まずはノーマルカメラに写るご自身の本当の姿を確認してみては?」とアドバイスしています。他人にケチをつけるのはやめなさい。こういう手合いを見つけたら、説明なしで即ブロック(拉黒)します。
写真の話に戻りますが、今回のソロカットはキャラクターの持つ清廉さと気品あるエレガンスに焦点を当て、ツーショットの方は静寂で耽美的な世界観を表現しています。レタッチの調色において、私はあの不自然に真っ白なハイキーの美肌加工にはせず、現場の光の冷暖や光と影のグラデーション(走向)をそのまま残しました。例えば、白ベースの衣装のシャドウ部分の階調は、くすんで見えないように、トーンカーブと中性グレーを駆使してじっくりとブラシで整える必要があります。ツーショットの竹林の背景は露出を1〜2段ほど暗く落总することで、人物が画面の中でより際立つように仕上がっています。
興味のあるレタッチャーの方々がご自身のスタイルを存分に発揮し、古風なポートレートが持つべき厳かさと精密さを維持してくれることを願っています。この2組の写真の「衣装のシワ」「髪の毛の質感」「肌のテクスチャー」の3項目さえ綺麗に処理していただければ、合格点です。他の人の視点(解釈)によって、この作品がどんな新しい姿に生まれ変わるのか、とても楽しみにしています。