急いで作業して、ようやく前回のCP展で撮影した『ゼンレスゾーンゼロ』のアンビーのイベント写真を整理し終えました。当時は移動しながらの撮影で、背景にいくつかの重機スポットを選んだこともあり、データを受け取った後はしばらく放置してしまっていました。ですが、今こうして見返してみると、暗めのロケーションと高コントラストなテックウェアコーデが絶妙に映えています。
この衣装の色彩表現は非常に視認性が高く、黒地に広範囲の蛍光イエローグリーンを配しているため、曇り空の柔らかな拡散光の下でも、複雑なインダストリアル背景から人物をはっきりと際立たせてくれます。装備のディテールは見た目よりもかなり重量があり、特に背中の折り曲げられたパイプ付きのメカニカルバックパックや、あの大きな鋸歯状の大剣は、構えてポーズを取る時に本当に腕の筋肉が試されました。しかし、この少し無骨で重みのある小道具感と、身体にフィットするタクティカルな裁断の組み合わせこそが、重工業テクノロジーのハードコアな世界観を支えています。
撮影時はフォークリフトやショベルカーのある工場エリアをあえて選びましたが、それらの建設機械の塗装の剥がれや油汚れが、かえって最高のボケ味(被写界深度)の引き立て役になってくれました。路面に水たまりがある場所では、カメラマンがわざわざローアングルにカメラを構えて反射の構図を数枚撮影してくれ、地面の映り込みがブーツの鮮やかな色彩を引き立ててくれました。現場は実際かなり暑く、このような通気性の低いタクティカルジャケットやレッグループを身につけ、武器を構えるポーズを何度も切り替えるのはなかなかの重労働でした。
一緒にイベント写真を撮影した同行のニコル(@棕桠阿狗崽)とお互いにバックパックのバックルを調整し合ったおかげで、ポーズを取る時に変な食い込みの跡がつかずに済みました。屋外での撮影は体力を消耗しますが、この衣装の持つ重工業的な質感は確かに『ゼンレスゾーンゼロ』の基調に完璧にマッチしており、仕上がった写真のインダストリアル写真としての雰囲気は抜群です。