Fumoと小さな霊夢を連れての撮影は、いつもとても気持ちが解き放たれます。今回はメインの背景に桜の林を選び、すぐそばには赤い文字が刻まれた石橋がありました。まだ少し肌寒く、木の枝も青み始めたばかりでしたが、それがかえって赤と白の巫女服との素晴らしい色彩コントラストを生み出し、構図全体に奥行きを与えてくれました。博麗霊夢のクラシックな巫女服は上半身がへそ出しのデザインになっており、初春の時期に着るには少し勇気がいりましたが、『東方Project』のキャラクターらしいしなやかさを再現するため、赤と白の大きめの袖と合わせてこの着こなしを貫きました。撮影には表情が特徴的なFumoぬいぐるみをあえて持参し、頭上に高く掲げたり、木の枝にそっと置いたりするアップのカットも撮影しました。これにより画面の面白さが増すだけでなく、このコスプレ作品にストーリー性が加わりました。長年のシリーズファンとして、一見不真面目に見えて頼りになる霊夢の性格にいつも惹かれています。今回は単にキャラクターを再現するだけでなく、自然風景の中で現実と二次元が交錯するような記録を残すことを意識しました。例えばカメラに背を向けて木の上に置いたぬいぐるみをスマホで撮影したり、両手を広げて受け止めるような仕草をしたりと、計算されていない瞬間だからこそ写真に生命力が宿り、単にポーズをとるよりもずっと自然に仕上がりました。風が強いと広がった袖や髪飾りがあおられるため、絶えず角度を調整する必要があり、撮影自体はかなりの挑戦でした。違和感を減らすため、石橋のたもとや満開のピンクの花の前など、霊夢の雰囲気に寄り添うロケーション選びを心がけました。伝統的な要素を持つ巫女服を着てくるりと回ったり、半屈みになってFumoを置いたりする動作は、スカートや袖の動きに視覚的なダイナミズムを与えてくれます。本格的なロケーション撮影を決意するたびに、衣装の着用感やぬいぐるみのコーディネートなど、事前に細部まで準備を整えます。今回はFumoを画面の中心に据え、自分を引き立て役や補完的な要素とすることで、現代のユーザーが好む軽やかでインタラクティブな雰囲気を表現できたと思います。ただの日常的な春の屋外コスプレではありますが、この赤と白の衣を纏い、満開の花枝を目にすると、オタク文化に足を踏み入れたばかりの頃の純粋な情熱が蘇ってきます。これこそが『東方Project』の持つ魅力なのでしょう。ゲームのシステムが時代とともに進化しても、博麗霊夢の衣装を着て花咲く木の下に立つだけで、一瞬にしてあの弾幕が交錯していた時代へと戻れる気がするのです。今日は風が強く、撤収して車に戻ったときには髪が少し乱れていましたが、このゆったりとした午後にクオリティの高い撮影を終えられた喜びは本物です。また機会があれば、御幣などの小道具を持ってさらに完成度の高い作品に挑戦したいと思います。その時はまた皆さんにシェアしますね。