今回の东方Projectの二ッ岩マミゾウのコスプレですが、そもそも中学生の時にこの念頭を抱いたのが始まりでした。当時、設定資料を見てマミゾウ(大狸)の丸メガネやもこもことした大きな尻尾がすごく面白いなと思っていて、まさかこれほど年月が経ってから、ついにこの年齢で夢を叶えられるとは思いもしませんでした。
今回选んだ衣装は、全体的に和風の要素をミックスした羽織风のスタイルです。キャラクターが持つ山林での野生のラフさと気だるげな雰囲気を忠実に再現するため、アウターにはあえて地纹テクスチャのある生地を厳選。オリーブグリーン、ダークブラウン、招してブラックが織りなすジオメトリックな格子柄は非常に高級感があり、着用した際にもずっしりとした重厚感(分量感)があります。襟元の構造には何度も微调整を加え、自然な開き具合になるように仕立てました。裾にあしらわれた黒いタッセルや、お召し物全体のカッティングのシャープさが、視覚的なメリハリを生み出しています。インナーには黒のハイネックを合わせ、木屐(下駄)もあえて日常履き用の本格的なものをチョイスしたことで、キャラクター設定に合致しつつも、歩き回る際に足元が痛くなりすぎないよう配慮しました。
メイクに関しては、主に丸フレームのメガネを際立たせることに重点を置きました。オレンジブラウンの髪色と頭の上の大きな緑の葉っぱが合わさり、全体の色彩バランスが非常に美しく調和しています。獣耳コスプレとしての耳の素材には、簡単に型崩れしないしっかりとしたパーツを選んだため、綺麗な立ち姿のフォルムを維持できています。一番重かったのは、やはりあの尻尾です。座ったり横たわったりした際にも、ふんわりとした輪紋の形状をキープしながら自然に垂れ下がらせるために、内部に強固なワイヤー骨組みを仕込みました。着用後の重量感は確かにかなりのものでしたが、レンズの前で美しいアールを完璧に表現するためには、どうしても必要なこだわりでした。
撮影プロセス全体は、カメラマンの「灬小吃」先生との抜群の阿吽の呼吸のおかげで非常にスムーズに運びました。私たちは夕方の光が柔らかくなる絶妙な時間帯を選んで撮影に臨みました。写真1の木製の欄干に腰掛けたポーズは、非常に満足のいくアップ(特写)の構図です。長いキセル(煙管)の小道具を手に持ち、ほんの少し振り返った佇まいがキャラクターの瑞々しい躍動感を完璧に描き出しており、影と暖色系のライティングの効果も相まって、顔立ちのニュアンスが非常にボリューム感たっぷりに表現されています。
その後の夜景の大がかりなロケーション(大場景)は、私個人としても特に大好きなパートです。庭園内の日式石灯籠の再現度が素晴らしく、背後の木製格子戸や木柱と組み合わさることで、一気にディープな空気感が立ち上りました。夜間撮影の際、石灯籠から漏れる仄かな明かりと周囲の暗い环境の間で完璧な露出のバランスを見つけ出すため、何度も調整を重ねました。最後の石段や芝生の上に腰掛けたカットでは、夜間の屋外特有の静寂さに、キャラクター本来が持つ山林の獣という設定が美しく融和し、画面全体に非常に深い物語性が生まれました。まるで単なるコスプレ撮影をしているのではなく、キャラクターそのものがその日本庭園での撮影空間に確かに息づいているかのような錯覚を覚えるほどです。
当然、撮影中にはちょっとした苦労もありました。例えば下駄を履いて玉砂利が敷き詰められた地面を歩く際、身体の重心をしっかりと安定させるのは決して容易なことではなく、その上で自然な身のこなし(肢体語言)を維持しなければなりませんでした。しかし、こうした小さな挑戦こそが撮影の楽しさを倍増させてくれ、キャラクターの日常を没入型で体験する最高のアプローチになりました。初心者の頃から心の中にずっと植え付けられていた思い入れのあるキャラクターだったからこそ、今回こうして正式に形にすることができたのは非常に貴重な経験です。過度に着飾る必要はなく、写真そのものが伝えてくれる自然体な空気感こそが、私の求めていた理想の状態でした。総じて、今回の撮影体験は非常にリラックスした素晴らしいものとなり、自分自身の過去の想いに対して一つの完璧な区切りをつけることができました。この作品に関わることができて、本当に心から嬉しく思っています。