4月7日、桜が満開を迎えた埼玉県の吹上公園にて撮影を行いました。今回は静謐で美しい日系の雰囲気を醸し出す作品作りを目指し、カメラマンさんが事前にロケハンを行って光のタイミングを的確に把握してくれたため、日没前のマジックアワー(黄金色の夕暮れ時)を狙って撮影を開始しました。
横から差し込む夕日が画面全体を温かな黄金色に染め上げてくれました。撮影ではローアングル構図を多用し、公園の長い階段や木製の手すりを活かすことで、衣装のスカートの豊かな重なりと脚のラインをすらりと美しく際立たせました。衣装のデザインが軽やかで躍動感にあふれているため、リボンや扇子の小道具を風になびかせながら、楽しげな動きを何度もシャッターで捉えました。風が強かったためリボンが手に絡まることもありましたが、カメラマンさんが優しくポーズを誘導し、リボンを整えては素早くシャッターを切ってくれました。
日没後のブルーモーメントに点灯した公園の赤提灯が非常に印象的で、提灯の温かい灯りと清冷な桜、そして夜空が見事な寒暖のコントラストを描き、画面にドラマチックな物語性を与えてくれました。階段を何度も昇り降りしてふくらはぎが少し筋肉痛になりましたが、完成した写真の構図と光影の美しさを目にしたとき、すべての苦労が報われたと実感しました。素晴らしい作品作りには天候、ロケーション、そして人の調和が不可欠ですが、快晴に恵まれたこと、そしてカメラマンさんの丁寧な指導に心から感謝しています。衣装もウィッグも綺麗に保つことができ、『東方Project』の世界観を表現できた大満足の桜撮影となりました。