大吉山のナイトクライムを計画する前から、現地の足場の悪さについては耳にしていました。夜になると文字通り一面の完全な暗闇で街灯は一つもなく、地面は砂利や小石だらけで、一歩進むたびに足元を取られる険しい道のりでした。何より驚かされたのは、高坂麗奈役の子がヒールを履いたまま山頂まで登りきったことです。本当に凄すぎます!私はペタンコのサンダルを履いていても、足首を捻らないよう恐る恐る歩いていたほどでした。ここで皆様にもお伝えしたいのですが、聖地巡礼に赴く際はくれぐれも安全に配慮し、必ず複数人で同行するようにしてくださいね。
ここ数日、写真のレタッチを進めながらまるで時間が巻き戻り、あの9月に宇治を訪れた日へと立ち戻ったような感覚に浸っていました。あの時も楽器を抱えて街中を駆け回り、とても親切な通行人の方がユーフォニアムを運ぶのを手伝ってくださって本当に胸が熱くなりました。今回の撮影でも素晴らしい「ユーフォファン(吹部仲間)」の皆様に出会え、互いに助け合いました。ユーフォを愛する仲間たちは本当に温かい方ばかりです!一緒に撮影を駆け抜けてくれた@厨神过儿 さん、そして夜景のライティングと撮影を担当してくださった@天秤君 さん、本当にありがとうございました。
演奏時の佇まいをリアルに再現するため、私たちは何度もテイクを重ねました。トランペットもユーフォニアムも同じ金管楽器ですが、実際に構え続けるのは想像以上に体力を消耗します。夜の静謐で研ぎ澄まされた演奏風景を切り取るため、息の吸い方やアンブシュア(口の形)を細かく調整し続けました。冷たい夜風が吹き付ける中、重量のあるユーフォニアムを支え続けるのは過酷な試練でしたが、金管楽器の美しい金属光沢が眼下に広がる街並みの玉ボケ(夜景の光の粒)と完璧に溶け合った情景を目にした時、すべての疲労が一瞬で吹き飛びました。
初めて21枚もの写真を一度にレタッチしたためかなりの作業量となり、まだ公開しきれていないカットもあるので後日またアップしますね!広大な景色をより贅沢に収めたかったため横構図を多めに撮影しましたが、全画面表示は縦構図に限定されるため、何枚かの横写真をコラージュしてまとめました(笑)。@厨神过儿 さん演じる麗奈は、黄白のTシャツにデニムショートパンツ、赤いスニーカーを合わせ、快活で少しツンデレな魅力を完璧に表現。私の白いワンピースに紫のショルダーバッグという装いも、久美子の飾らない日常感を追求しました。深夜の大吉山は凍えるほど寒く歩行も困難でしたが、このような夜景コスプレ作品を形にできたことは、何物にも代えがたい大切な宝物です。