今回の広州ホタルACGエキスポ(Day 3)のイベント写真は、長い時間をかけて準備を進めてきた『崩壊:スターレイル』フォフォ コスプレです。キャラクターの決定から完成写真の仕上がりに至るまで、全行程が挑戦と楽しさに満ちていました。フォフォというキャラクターは、どこか怯えがちで臆病でありながら、同時にとても愛らしく瑞々しい霊動感を秘めているため、衣装や小道具のディテールを磨き上げるのに多くの情熱を注ぎ込みました。
ウィッグには白髪ベースのツインテールを選び、毛先にかけての淡いグリーンのグラデーションが光の下で美しいレイヤー感を演出。前髪やもみあげのカットも何度も微調整を重ね、キャラクターの儚げな雰囲気に寄り添えるよう徹底しました。衣装のアクセサリーも実に豊富で、襟元の赤い組紐と鈴、袖口のゴールドのパイピング、スカートに配された雲の紋様やストライプ柄など、原案の設定を忠実に再現。生地選びでも光の反射を計算し、特に袖部分は特定のライティング下で滑らかなシルキー感を放つ素材を採用しました。最も苦心したのはあの巨大な尻尾のパーツです。ボリュームがありながらも自然な毛並みを表現する必要があり、現場での手入れには細心の注意を払いましたが、身に着けた際のふんわりとした愛らしいシルエットは格別でした。足元に合わせた膝丈の白ソックスと黒いレザーシューズも、全体のデザインを完璧に引き立ててくれています。
今回の撮影では一般的な展示ホール内での撮影を選ばず、カメラマンの程肥宅さんの提案を取り入れて地下駐車場をロケ地に選びました。地下駐車場のダークトーンな空間がフォフォの明るい配色や蛍光グリーンの輝きを鮮烈に際立たせてくれるだけでなく、小道具として配置した影豹R(Trumpchi Empow R)が、この少しミステリアスな世界観に見事にマッチしていたからです。トランクの内側にはグリーンのLED照明が仕込まれ、全体の空気感と連動して私のグリーンの髪や尻尾と幻想的に呼応してくれました。
撮影プロセスはとても刺激的でした。フォフォ特有のちょっぴり怖がりながらもお茶目な表情を表現するため、トランクの縁に寄りかかったり、トランクの中に体を預けたり、縁に腰掛けてポーズを取ったりと多彩な所作に挑戦。影豹のトランクスペースは非常に広々としており、横たわる姿勢も窮屈さを感じませんでしたが、駐車場のコンクリート床は硬く、寝そべる体勢には少し体力を要しました。4枚目の両手を掲げた元気いっぱいのカットは個人的にも大のお気に入りです。程肥宅先生のライティングコントロールは寸分の狂いもなく的確で、暗がりの空間の中で被写体がくっきりと浮かび上がり、特に緑の光条がスカートの裾や脚元を照らし出すグラデーションは素晴らしい階調を生み出してくれました。
レタッチを担当してくださった老沫先生の仕事も迅速で、肌のきめ細やかな質感を整え、全体のトーンをより調和の取れた色彩へと仕上げてくださいました。地下駐車場は独特のロケーション美を持つ反面、元写真の環境光がやや雑多になりがちなため、後処理で余計な環境光を抑え込み、緑と白の主役を際立たせつつ素肌のリアルな質感を残す繊細な調整を施していただきました。
総じて、今回のイベント写真の完成度には心から満足しています。衣装の細部、所作の表現、そして光と影の調和に至るまで、フォフォの魅力を余すところなく引き出すことができました。光の当て具合やアングルなど、カメラマンさんとのコミュニケーションも極めてスムーズで、この作品が生まれたのはチーム全員の尽力があったからこそです。これからも技術と表現力を磨き、次なるイベントでもより素晴らしい作品を皆様にお届けしたいと思います!