快晴の日にこの火焔猫燐コスプレを撮影しました。赤・黒・緑の配色に猫耳の造型が合わさり、全体的な仕上がりは東方Projectならではのあの幻想郷の神秘的な空気感に見事にマッチしています。
今回表現したのは、地獄の猫車(火车)の船頭である火焔猫燐です。設定上、猫又の身体的特徴を持ち、死体を運ぶ仕事をしているため、全体の造型はゴシックでダークでありながらも、どこか活発な路線を選びました。キャラクターの識別度が極めて高いあの黒赤の大きな獣耳を再現するため、あえて頭顶部に可動式のワイヤーを入れて固定しました。これにより、頭をどのように動かしても獣耳がピンと立った状態をキープでき、へたれてしまうことがありません。ツインテールの三つ編みも、赤の耐熱ウィッグを使って事前に編み込んでおきました。よりふんわりとボリューム感を出すために、毛先には少しレイヤーを入れて軽くし、パッツン前髪と合わせることで、まさにキャラクターの神髄を一瞬で捉えることができました。ウィッグのセットだけで1〜2時間はかかりました。レイヤーや前髪の位置を正確に決めないと、頭身のバランスが悪く見えてしまいがちだからです。
メイクに関しては、まずわずかにデカ目効果のあるこのワインレッドのカラコンを選びました。眉毛やアイラインも肌全体のトーンに合わせて柔らかめに調整し、メイクがキツくなりすぎるのを防ぎました。首元の黒いレースのチョーカーは衣装全体の素晴らしいアクセントになっており、中央の赤いラインストーンのペンダントが、ネイルやカラコンと見事に三位一体の呼応を見せています。シチュエーションを抜きにして、レースのリボンとダークグリーンの切り替えが施されたこの黒いトップスだけを見ると、実は少しセクシーな印象もあります。しかし、獣耳少女としての獣耳と赤髪が加わることで、全体としてどこかクールでシャープな雰囲気に昇華されます。
コスプレは二次元のキャラクターを再現するものですが、私個人としてはキャラクターに対する自分なりの解釈を少し盛り込むのが好みです。例えば火焔猫燐の表情について言えば、無理に凶悪に見せるのではなく、むしろ気ままで、どこか不敵な笑みを浮かべてカメラに向き合うほうが、原作にあるあの「怖いもの知らず」な感覚により合致すると思います。左手前伸の動作も、その活発さを强调するためのもので、まるで画面の向こうの観客に挨拶をしたり、何かを自慢したりしているかのようです。
撮影の際、片手を前に突き出すポーズを試してみました。この構図は視線の焦点を手元に引き寄せ、手の赤いネイルを引き立てるだけでなく、まるで次元の壁を突き破って画面の向こうの皆さんを捕まえようとするかのような、楽しい掛け合い感を演出できます。この一人称視点のようなパース感に、赤色の環境光が加わることで、キャラクターの奔放な性格を感じさせることができます。頭上からのライティングが顎や鼻の下に影を落とし、顔の造形をより立体的に見せてくれます。
今回のコスプレ撮影を終えて、全体的な仕上がりは、私が思い描く幻想郷を駆け巡る猫又のイメージに完全に一致していると感じました。二次元文化を愛する一人として、キャラクターを演じるたびに、その内面をじっくりと掘り下げて考えています。東方Projectにはたくさんの魅力的なキャラクターがいますが、火焔猫燐の設定は地獄で死体を管理しているにもかかわらず、あのサバサバとして自分の仕事をそこまで深刻に捉えない自信に満ちた佇まいが、かえって彼女を非常に生き生きと見せてくれます。このゴシックコーデの衣装を身にまとし、赤い瞳を宿せば、彼女の精神状態にすんなりと没入できます。
普段写真を投稿すると、ウィッグのお手入れやメイクのディテールについてよく質問されるので、今回の本格的な写真公開の機会を借りて、ヘアスタイルからアクセサリーに至るまでの再現プロセスを語ってみました。もちろん、現実の環境における衣装の質感は、ゲームの立ち絵とは多少の違いがあります。例えばダークグリーンの生地は光を反射しやすく、黒いレースは毛羽立ちやすいといった点ですが、こうした物理的な素材の限界が、かえってこのキャラクターに親しみやすさを与えてくれています。どこかゴシック調でありながらも、生命力にあふれたキャラクター表現を皆さんに気に入っていただければ幸いです。