今回の『リバース:1999』の37 コスプレは、私にとってもカメラマンさんにとってもかなり大変な撮影でしたが、出来上がった写真を見た瞬間、苦労の甲斐があったと心から思いました。
まずはウィッグについてですが、この青いウィッグの水色ロングウェーブヘアはスタイリングの難易度が非常に高かったです。毛量が多く長いため、梳かして編み込みを作るだけで1時間近くかかりました。なびくような古典神話感を表現するため、額には微巻きのシースルーバングを残し、サイドは太めの三つ編みにして胸元に垂らし、公式設定に一番近いカーブを再現するのに3回調整し直しました。青いウィッグのカラーは透明感あふれる浅い青で、スタジオの柔らかな光の下で繊細なシルクの質感を放ち、重たい印象になりません。
衣装に関しては、ベージュとクリームホワイトの切替ドレープ長袍で、仕立て屋さんと何度も型紙を調整しました。光沢感のあるサテンとマットなシフォンを組み合わせ、レイヤー感を重視しています。腰元のゴールドの幾何学模様装飾とスカート裾のローマ数字のテクスチャは、手縫いの箔押し布パッチで、ひとつひとつの位置を正確に校正しました。首元の太い金色のチョーカーは、俯いた際に滑り落ちないよう内側に隠しスナップボタンを仕込むといった工夫が必要でした。腕のゴールドチェーンフリンジも特注品で、歩くたびに微かに揺れる音が立ち、キャラクターの神秘的な空気にぴったりでした。
今回の長沙スタジオ撮影のロケーションは、長沙の「森翎秘境」スタジオでした。オーナーが白いローマ柱とステンドグラスのエリアをまるで神殿のような空間にデザインしてくれています。当日は自然光が素晴らしく、斜め上方からソフトボックスを2灯追加し、髪の毛先や肩のラインに柔らかなリムライトを浮かび上がらせました。特に2枚目と3枚目の立ち姿・座り姿のショットでは、背景のステンドグラスが純白の空間に斑駁とした光影を映し出し、青いウィッグの冷色と温かみのある光の冷暖コントラストを生み出し、満足のいく透明感を表現できました。
カメラマンのWiFi先生にも心から感謝しています。コスプレ撮影中ずっと根気強くアングルを探してくれました。図1の床に横たわり手を伸ばした俯瞰カットは、彼が床に這いつくばって撮影してくれたものです。手の角度と表情のバランスを取るため、十数回もやり直し、最終的に指先が自然に広がった瞬間を正確にキャプチャしてくれました。また、高台に裸足で立ったカットについて、私はかなりの寒がりで床も石素材だったのですが、華奢な足元装飾を再現するために歯を食いしばって裸足で立ち続けました。WiFi先生が隣で「体幹を意識して!」と声をけてくれたおかげで、だらしない印象にならずに済みました。
メイク面では、パール感のあるハイライトで目頭と鼻筋を際立たせ、アイシャドウは同系統のライトブルーとシルバーグレーでグラデーションを作り、瞳には小着色直径のブルーグリーンのカラコンを装着し、どこか憂いを帯びた静かな視線を演出しました。アップの特写では、青いウィッグの毛先がふと目を掠めるようなかすかな遮蔽感が、キャラクターの浮世離れした優しさを引き立ててくれました。
撮影全体は約4時間におよび、3つのカメラ位置を切り替え、立ち、座り、横たわり、手を挙げる、頬杖をつくなど様々なポーズを試みました。レタッチでは過度なフィルターの重ね掛けを避け、肌本来の質感を残しつつ環境光をわずかに明瞭化し、白柱とステンドグラスの輝きを統一しました。図3の指先の星光エフェクトは、実はレフ板の反射光が偶然捉えられたカットで、WiFi先生が「未知の力を操るキャラクターの雰囲気にぴったりだから消さずに残そう」と提案してくれたものです。
実際、この衣装を日常的に着用するのは非常に大変で、広い袖が床に引きずりやすいため、移動のたびに持ち上げる必要があります。ですが、この煩雑さがあったからこそ、カメラの前でこのキャラクターの持つ空気感――古い壁画から抜け出してきたような、神秘的でどこか無垢な雰囲気――に没入できたのだと思います。ウィッグのカットからセットの考案まで、心の中の理想に近づけるため全力を尽くしたこの没入型クリエイティブのプロセスを心から楽しめました。
今回公開した4枚の写真はその一部に過ぎず、アングルの都合で載せきれなかった横顔や手の特写(アップ)も多数ありますが、全体として理想の質感に仕上がりました。このスタジオの光影が気になった方や、コスプレ用のウィッグのお手入れ方法に質問がある方は、ぜひお気軽にメッセージをください。今回の撮影で得たノウハウや愛用アイテムを惜しみなくお分かちします!