本来は完璧に準備して出す予定だった洛天依のVsingerトパーズのスタイリングですが、結果的には衣装からスタッフにいたるまで、すべて道中で「かき集めた」ものになりました(笑)。ウィッグ師さんは前日の夜に徹夜でウィッグを仕上げて特急便で送ってくれ、カメラマン先生は昼に上海に着いたばかりなのに、夜の8〜9時に私からのメッセージ一本でそのまま残業に引っ張り出されました。フリマアプリでずっと張り付いてようやくお借りできたこのハンドメイドの特注赤ドレスですが、なんと用意していた靴が途中で行方不明になってしまい、最終的にはスタジオのオーナーのお姉さんが急遽手持ちの靴を工面してくれたおかげで命拾いしました。
実は最初の計画ではじっくり準備するつもりだったのですが、最近創作意欲が洪水のように溢れ出て止まらなくなり、思いついたらすぐに形にしたくなってしまったのです。慌ただしかったものの、この少し気ままでありながらも緊張感のあるリズムのおかげで、撮影の雰囲気はとてもリラックスして楽しいものになりました。カメラマン先生は機材を担いで夜中までスタジオで私に付き合ってくれ、ライティングや構図も非常に細かくこだわってくれました。ウィッグ師さんが作ったウィッグのディテールは本当に素晴らしく、毛髪の色やグラデーションがとても立体的に処理されており、私のメイクと合わせることで透明感のあるトーンが引き立ちました。衣装はフリマアプリでの借り物ですが、手作りならではのあの繊マイな質感はやはり既製品とは比べ物になりません。大きな赤いリボンにゴールドのラインのアクセント、そして裾のピンクのタッセルが、キャラクターの華やかさを見事に引き立てています。黒のロンググローブとファーショールも、この二次元ファッションのスタイリングには欠かせないアクセントです。この装備に身を包んだ瞬間、トパーズの高貴でありながら少しお茶目な空気感にスッと没入することができました。
今回のメイクや造形もキャラクターの特徴を組み合わせ、全体的にクールでありながらも艶やかな路線を目指しました。カラコンの選定からアイメイクの色彩の連動にいたるまで、できる限りキャラクター設定に近づけています。撮影プロセスは少し限界に挑むようなタイトさでしたが、出来上がったコスプレ撮影の写真を見て、みんな「その価値があった」と言ってくれました。こんな私の我が儘に付き合ってフィールドワークに振り回されてくれた皆さんに本当に感謝していますし、ずっと前から出したかったこのトパーズのスタイリングの念願が叶いました。友達からは、私が作品を出せるのは完全に「人徳のおかげ」だと言われますが、本当にその通りで、みんなの助けがなければこの写真セットは間違いなくボツになっていたでしょう。一枚の作品の裏側には、本当に多くの人の努力と想いが詰まっています。レンズの前に立つ人間だけでなく、このウィッグのために夜更かししてくれたウィッグ師さん、スーツケースを引きずって地下鉄で駆けつけてくれたカメラマンさん、面倒くさがらずにドレスを貸してくれた女の子、そして救急対応してくれたスタジオのオーナーさん。自分が大好きなことに打ち込む中で、一緒に全力で楽しんでくれる仲間に巡り会えたことは、本当にこの上ない幸せだと感じています。