新調したこの巫女服を身に纏い、会展中心(コンベンションセンター)の2号館と3号館をつなぐ連絡通路に立ちました。本日の厦門のアニメイベント会場の光環境は予想以上に素晴らしく、補助光のライトスタンド横をたまに通路の通行人が通り過ぎるものの、キャッチした何枚かの写真の表情はどれも理想通りでした。手にした木製の賽銭箱は一週間前に手作りしたもので、写真映えする質感を出すために特別に調合したウッドワックスオイルを何度も塗り込み、表面の漢字も手書きで着色しました。これを手にして会場に現れると、まさに「電子お賽銭」を懐に収めるような素晴らしい儀式感を味わえました。
衣装のデザインが厚手で防寒性を重視したスタイルになっており、縁取りに多くの白いフェイクファーを使用しているうえ、頭頂部の巨大な赤いリボンのヘッドドレス与両サイドのレースタッセルも加わって、現場での体感温度は実際の気温よりかなり高く感じられました。着用準備には約40分かかり、ウィッグのカットから赤のカラコンの装着、帯与紐結びの微調整に至るまで、細部まで抜かりがないよう気を配りました。この赤白のコントラストカラーは環境光の下、特に青ブルーの床タイルに映えて、色彩の対比が非常に鮮やかに際立ちました。
本日、フォトグラファーさんは動感のあるカット構成を提案してくれました。賽銭箱を抱えた立ち姿から、床に直に座ってお札を手にするポーズ、さらには木箱を頭に乗せたリラックスしたお茶目なポーズまで、会場の人波が常に動いているため撮影プロセス自体はかなり駆け足でした。幸いヘッドドレスの固定用リボンが十分に頑丈で、重心の感覚も正確に掴めました。扇子に貼ったお札の文字表現も原作の雰囲気に合わせてシンプルにアレンジしており、手に持ってポーズを取る際、紙のカードが視線を自然と顔のパーツへと誘導してくれました。
完成した写真を振り返ってみて、最も満足しているのはキャラクターの気ままに見えてどこかちゃっかりした「金に目がない」性格の再現性です。すべての仕草を無理に模倣するわけではありませんが、小道具与赤白のカラーリングによる視覚的インパクトのおかげで、キャラクターとしての識別度は非常に高く保たれました。撮影全体を通して過度に媚びたポーズはあえて避け、上品でありながら少し活発な立ち振る舞いを意識しました。これが私自身の抱く博麗霊夢のイメージとも合致しています。
厦門のアニメイベント当日の会場は活気に満ち溢れ、周囲には私と同じように厚手のコスプレ衣装を身に纏った同好の士がたくさんいました。会場のエアコンがしっかり効いていたおかげで、厚手の白いファー与木綿生地の下で汗をかいてメイクが崩れるのを防ぐことができました。補助光として使用したLEDライトチューブが明るい正面光を供給してくれ、会場の背景がやや雑然としていても、絞り(F値)を開けて背景をボカせば、被写体である人物が瞬時に浮き上がります。現地で私の賽銭箱を目にした通行人の方々が「リアルな硬貨を投げ入れようか?」と冗談を言ってきたので、とっさに手元のお札で顔を隠すポーズを取ったところ、写真の中にとても面白い瞬間を残すことができました。
このスタイリングに取り組んでからしばらく経ちますが、衣装制作、小道具のプロトタイプ作りから最終的なイベント写真のシェアに至るまで、数多くの試行錯誤を重ねてきました。唯一の心残りは、現場の光源がやや硬く、冷色系のライトチューブが顔に当たるハイライト部分が少し鋭かった点ですが、フォトグラファーさんが後処理(レタッチ)でディフューズ(柔光)処理を施してくれたおかげで、最終的な肌の質感はとても透明感があり、フェイスメイク与赤い瞳のディテールも十分に保持されました。
今回の数枚のカットには、立ち姿、座り姿、そして横たわった状態での微小な表情のキャッチが含まれており、自分の中で最も気に入っているのは箱を頭上に掲げた最後の一瞬です。そのアンバランスな絶妙なニュアンスが、画面の堅苦しさを和らげてくれました。作品の完成度としては、全体として非常に質の高いオフライン撮影体験となり、私なりの二次元ルネサンスの表現が叶いました。今後機会があれば、より柔らかいライティングのイベント会場でこのスタイリングを再挑戦したいです。本日のアニメイベント記録の整理はここまでとし、今後の日常の中でウィッグの毛量与ヘッドドレスのバランス感を引き続き調整していく予定です。