【申鶴 コスプレ】百丈漈の飛瀑に佇む清冽なる孤高の想い - 1 枚目
【申鶴 コスプレ】百丈漈の飛瀑に佇む清冽なる孤高の想い - 2 枚目
【申鶴 コスプレ】百丈漈の飛瀑に佇む清冽なる孤高の想い - 3 枚目

百丈漈の滝の水流は予想以上に激しく、顔に水しぶきが吹きかかった瞬間、その冷たさで一気にキャラクターのスイッチが入りました。今回、温州文成の百丈漈をロケーションに選んだのは、この雄大な天然の滝をバックにしたかったからです。ドローンが舞い上がり、あるいはカメラマンさんがアイレベルで撮影する際、巨大な水のカーテンと背景の苔むした奇岩が相まって、冷徹で孤高な雰囲気を見事に引き出してくれ、申鶴というキャラクターの気品と完璧にマッチしていました。

衣装自体にも細かいこだわりが詰まっています。白いノースリーブのトップスはしっかりとしたシルエットで、だらしなく見えません。ボトムスのダークブルーのロングスカートはサイドに絶妙なスリットが入っており、歩いたり振り返ったりする際に赤い裏地が自然と覗き、冷色調メインのビジュアルに鮮やかなアクセントを添えてくれます。今回合わせた白い斜め掛けポーチや赤い垂れ下がりピアスも、素晴らしいワンポイントになってくれました。ウィッグは友人と一緒にセットし直し、銀白色にグラデーションを施しました。頭頂部のヘアバンドや右側の三つ編みは、アウトドア撮影の自然光の下で毛束の質感と立体感がとても綺麗に表現できました。

水辺でのアウトドア撮影で一番頭を悩ませるのは、環境がメイクやヘアスタイルに与える影響です。百丈漈の水蒸気が凄まじく、少し撮影しては手を止め、ティッシュペーパーでウィッグや顔の水滴を押さえ、メイク崩れや髪のへたりを防ぐ必要がありました。振り返りのショット(2枚目)は、次の撮影ポイントへ移動しようとした際、カメラマンさんに不意に声をかけられて振り返った瞬間をスナップされたものです。背後で滝の音が轟く中、身を翻してレンズを見返したことで、肩首から腰にかけてのラインが綺麗に浮かび上がり、スリットスカートの裾が揺れて動きのある瞬間が切り取られました。こうした不意のカットは、計算されたポージングよりも生き生きとした表情を見せてくれます。

蚊も多くハードなアウトドア体験でしたが、巨石の手すり脇に立ち、滝の轟音を聞きながら水気を孕んだ風を受けると、キャラクターと同化したような清冽で身の引き締まる感覚が強く湧き上がってきました。スタジオ撮影と比べ、こうしたリアルなロケーションはキャラクターに命を吹き込んでくれます。撮影後、カメラのモニターで滝の前のアップや木製手すり脇の全身写真を見返すと、光影と感情の質感がどれも素晴らしく感無量でした。これこそが多くの同好が外景撮影を愛してやまない理由であり、温州撮影依頼などで人と景観が合わさることで、より自然な世界観を創り出せるのだと実感しました。