【トミミのコスプレ】『アークナイツ』真夏の水着撮影、杖と尻尾の水中文学への挑戦 - 1 枚目
【トミミのコスプレ】『アークナイツ』真夏の水着撮影、杖と尻尾の水中文学への挑戦 - 2 枚目
【トミミのコスプレ】『アークナイツ』真夏の水着撮影、杖と尻尾の水中文学への挑戦 - 3 枚目

今回の水着トミミの撮影は水辺のロケーションで敢行したため、水中のリアルな水圧と抵抗がポージングの難易度を跳ね上げました。頭元の豪奢な花飾りを忠実に再現すべく、事前にウィッグへ耐水スタイリングを施して臨みましたが、プールに長時間浸かっていると毛先がわずかに束になってしまうため、数カット撮るたびにアシスタントに毛流れを梳き直してもらう必要がありました。メイクにもウォータープルーフ仕様のコスメを厳選し、とりわけアイメイクにはオレンジレッドのカラーコンタクトにじゅわりとした血色チークを重ね、水滴の照り返しの中で独特の瑞々しい透明感が際立つよう配慮。その澄んだニュアンスをキープするため、こまめなメイク直しを徹底しました。

衣装のディテールにも並々ならぬ工夫を凝らしました。ホルターネックトップスのレーストリムやウエストのカッティングは陸上では優美な立体感を描きますが、水を含むと布地が重みで下垂しやすくなるため、ボディ用両面テープを各所に仕込んで露出トラブルを徹底防止。白い尻尾の装飾が水面で美しく揺らめくよう内部に専用のバラスト調整を施し、底に沈み込んだり脚に絡みついたりするのを防ぎました。最大の難関は長柄の杖でした。先端の仮面レリーフとスパイクの装飾は相応の重量があり、水辺で構えるのは容易でも、腰まで水に浸かった状態で体幹をブレさせず、軽やかに泳ぎ漂うような浮遊感をカメラマンに捉えてもらう作業は、腕や腹筋に絶え間ない負荷を強いることとなり、撮影の翌日は全身心地よい筋肉痛に見舞われました。

ライティングのコントロールも成否を分ける鍵でした。正午のフラットで硬いトップライトを避けるため、午後の陽光が優しく傾くタイミングを見計らってセッションを開始。水面を透過した光が青いモザイクタイルの底に反射し、揺らめく水波の光斑が素肌や衣装に落ちる情景は息を呑むほどの美しさでした。今回の連作の中で最も気に入っているのは1枚目の前傾姿勢のカットで、杖と浮き輪を前ボケとして配置することで視線を被写体へと巧みに誘導し、カメラを見つめる瞳に強い物語性を宿すことができました。半日以上水に浸かり続け、ウィッグも衣装も水を吸ってずっしりと重みを増しましたが、完成した写真に宿る清涼な真夏の空気感を目にした瞬間、すべての苦労が心地よい喜びに昇華しました。こうした野外水辺でのロケーション撮影はスタジオ撮影に比べて格段に体力を消耗しますが、自然光の柔らかさとリアルな水面の揺らめきが織りなす臨場感は、後処理のレタッチでは決して再現し得ない、至高の輝きに満ちています。