【洩矢諏訪子 コスプレ】雨の中のケロちゃん、東方Projectの自然物語 - 1 枚目

洩矢諏訪子の水面や自然と深く結びついた世界観を再現するため、今回のロケーション撮影はあえて雨の日の池のほとりを選びました。水中に沈む苔の生えた石は現場で一目惚れしたスポットで、石自体の質感と雨粒が水面に描く波紋が、この紫と白の衣装を見事に引き立ててくれました。今回は動作のダイナミックさをあえて強調せず、水辺で静かに憩うキャラクターの佇まいを表現することに重点を置くため、雨中撮影における構図や手法もその静寂さを中心に組み立てました。

衣装やメイクの選択においても、原作の象徴的な要素にできる限り近づけました。雨の中で金のロングウィッグをお手入れするのは本当に大変で、毛流れの質感を保ちつつ雨で束状に濡れてしまわないよう、事前にしっかりとキープスプレーと防潮対策を行いました。幅広の麦わら帽子のフチには紫色のフリンジが垂れ下がっており、風が吹き抜けたり水が流れるたびに自然に揺れ動くため、静止したカットに素晴らしい躍動感を添えてくれました。衣装のウエスト部分には印象的な大きな紫のリボンがあしらわれ、スカートの裾や袖口のフリルデザインと相まって、ファンタジー調でありながら雨の潤いによって優しくしっとりとした光沢感を放っていました。

あの巨大な蓮の葉をいかに巧みに活かすかも今回の撮影の難所でした。この蓮の葉の小道具は柄が長く細いため、頭上に掲げて完璧な傘状の効果を出すには、角度の調整だけでなく、硬く見えないよう美しい立ち姿を維持する必要がありました。カメラマンの@夜空📷さんは雨の中で何度も立ち位置を微調整してくれ、雨水でレンズが濡れるのを防ぐため、撮影の合間ごとにレフ板や機材を丁寧に拭き上げました。雨中撮影で最も心配なのは顔のテカリや環境の反射光ですが、カメラマンさんが自然なソフト光の処理を得意としていたため、画面の色彩をナチュラルに保つことができました。

実はいままで、自然の水辺に直接座り込むような自然系コスプレのスタイリングは滅多に試みませんでした。環境を損なわないよう配慮しつつ、苔石から滑り落ちないよう注意しなければならず、裸足で水に入る感覚や水中の見えないものに対する心理的な不安を克服する必要があったからです。しかし、完成した写真を見たとき、それらの困難を乗り越えた甲斐があったと心から感じました。画面の中では雨粒が水面に丸い波紋を広げ、人物の毛先、帽子、そして蓮の葉が雨のヴェールの中でとても清々しく映えており、冷涼感の中に自然の息吹が漂う空気感は東方Projectのこのキャラクターのイメージに完璧にマッチしていました。

撮影終了後、衣装やウィッグを乾かして清掃するのにかなりの時間を要しました。紫色の生地についた水滴の跡は、痕が残らないよう少し湿らせたタオルで丁寧に拭き取る必要がありました。蓮の葉の小道具も雨で一部柔らかくなってしまいましたが、重要な使命を果たしてくれました。全体のプロセスは体力的にも大変でしたが、雨の中でのロケーション撮影の経験を多く積むことができました。作り込んだポージングのあざとさがなく、雨の日に大自然と触れ合ったときのナチュラルでリアルな空気感が写真に表現されていてとても気に入っています。