この数枚の写真をレタッチしている间、本当にずっと口元が緩みっぱなしでした。因幡てゐ コスプレの楽しさは、やっぱりこういうフリルが何重にも重なったピンクと白の可愛いドレスを堂々と身にまとい、頭にもこもこなうさ耳を乗せて竹林の中をピョンピョンと駆け回れるところにあります。今回はあえて中国風庭園とリアルな竹林ロケーションを選びましたが、竹の葉の間から差し込む木漏れ日がスカートの裾のフリンジに降り注ぎ、最高の空気感を演出してくれました。
東方Projectの中では比較的マイナーなキャラクターですが、だからこそ何のプレッシャーもなく、自分の思い通りにポージングをデザインすることができました。例えば、回廊の木の手すりにうつ伏せになって片足をピンと跳ね上げたり、黒いニンジンのぬいぐるみを抱っこして岩の上でぼーっと佇んだり、あるいは柱の陰からいたずらっぽく手を伸ばしてカメラを捕まえようとしたり。どの一枚をとっても、あのずる賢くも純粋な小動物っぽさがにじみ出ています。ウィッグは特別にカットしたショートのボブヘアで、白いもこもこな耳飾りと合わせることで、輪郭がより丸みを帯びて愛らしく見えるようにしました。ドレスの赤白チェックの切り替え及赤リボンのディテールに加え、白のレース付きショートソックスと赤いメリージェーンシューズを合わせることで、ロリータファッションの甘さを絶妙なバランスに抑え、くどくならないように仕上げました。
「ちょっといたずら好きだけど、本質はものすごく可愛い」という彼女のキャラクター性を守るため、表情のコントロールにもこだわりました。わざとらしい甘い笑顔を作るのではなく、目をほんの少し大きめに開き、口元に微かに含み笑いを浮かべることで、生き生きとした表情を意識しています。実は今回の撮影をしたときは気温がものすごく高く、竹林の中は蚊や虫だらけでかなり過酷だったのですが、この竹林写真ならではのナチュラルな逆光や美しい竹の影を目にした瞬間、すべての苦労が完全に報われたと感じました。コスプレの意義とは、たとえメジャーな場であまり話題に上らないキャラクターであっても、自分が心から愛し、細部まで徹底的にディテールを再現しようという熱意さえあれば、そのキャラならではの唯一無二の生命力を表現できる点にあると思っています。
今回お届けしたのは先行公開のちょっとしたオフショットで、本番の作品は現在じっくりとレタッチを重ねているところです。ですが、あまりの可愛さに待ちきれず、特にお気に入りの数枚を先にお披露目してしまいました。皆さんにも、この竹林の葉擦れがもたらす清涼感と、ささやかな幸運の空気感が届きますように。何と言っても、因幡てゐは「幸運の因幡」と呼ばれる存在ですから、二次元コスプレ撮影の世界でこの投稿をタイムラインで見かけたこと自体が、すでに一つの素敵なご縁なのかもしれませんね。