【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 1 枚目
【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 2 枚目
【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 3 枚目
【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 4 枚目
【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 5 枚目
【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 6 枚目
【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 7 枚目
【時崎狂三 コスプレ】『デート・ア・ライブ』黒とオレンジが織りなすゴシックロリータのイベント記録 - 8 枚目

10月1日のイベントで撮影した時崎狂三の写真群は、衣装の仕込みから現場での撮影に至るまで、並々ならぬ熱量を注ぎ込みました。この黒とオレンジを基調としたゴシックロリータドレスは細部まで極めて緻密に作り込まれており、コルセット部分には黒レースとクロスストリングがあしらわれ、胸元にはラインストーンが輝いています。最大の課題はウエストの巨大なリボンと何重にも重なるスカートのドレープでした。裾に施された黒のギザギザ模様と三段のレースフリルが重厚な立体感を生み出すため、内側に白いパニエを仕込んで美しい広がりをキープ。歩行時やターンする際には裾を踏んでしまわないよう、常にドレープに気を配る必要がありました。

ウィッグにも特別な加工を施しています。ぱっつん前髪と両サイドのロングツインテールには硬質の下地パーツと黒いリボンを仕込み、激しいアクションをとってもツインテールがへたらず、美しい跳ね上がりを維持できるように工夫しました。メイク面では赤と黄金色の時計瞳からなるオッドアイの再現に全霊を注ぎ、シャープなアイメイクと連動させてレンズ越しに射抜くような強い眼差しを構築。首元の黒レースチョーカーとオレンジサテンリボンもドレス全体の色調と美しく共鳴しています。腕にはオレンジのフリルとレースアップが施された黒のロングレザーアームカバーを装着したため、可動域に程よい緊張感が生まれました。

小道具のアンティークな長銃(マスケット銃)は手元にしっかりとした重厚感があり、片手で肩に担ぐにせよ両手で構えるにせよ、重心と手首の力加減をシビアにコントロールする必要がありました。さらにスカートの後方には鞘付きの長剣を忍ばせており、柄がスカートのレースと絡まないよう、抜刀やホールドの角度には細心の注意を払いました。腰元に提げたサファイア調のシルバーチェーンが身を翻すたびに揺れ動き、静止画の中に鮮やかな動感をプラスしてくれます。

この装いの魅力を最大限に引き出すため、多彩なポージングを展開しました。両手で大きくスカートを持ち上げて模様を魅せるクラシカルな所作では、腕に均等に力を入れて美しいドーム状の広がりを演出。8枚目の回転スナップは現場でのライブ感あふれる一瞬を捉えたもので、黒の厚底レースアップロングブーツを履いたまま跳び上がって回転しつつ、表情管理を崩さない演技は確かな体幹が試されました。カメラマンの@比我還煩 さんが会場内で比較的背景の整理されたスポットを巧みに見つけ出し、天井のトップライトを活かして雑多なブースや人波を心地よく排除してくださったおかげで、極上の陰影美を宿すことができました。

イベント撮影という限られた環境でありながら、この衣装を纏っている間は眼差しから指先のニュアンスに至るまで、狂三ならではの神秘的で危険な色香を表現しようと努めました。高い厚底ブーツで午後中立ちっぱなしだったためふくらはぎには心地よい疲労感が残り、長尺のツインテールが周囲の来場者に触れないよう気を配る配慮も欠かせませんでしたが、風を孕んでふわりと舞い上がったスカートの瞬間を目にした時、思い描いていたクオリティを達成できたと実感しました。黒とオレンジの鮮烈なバイカラーは会場の熱気の中でも圧倒的な視覚的インパクトを放っていました。写真を選びながら試行錯誤した現場の空気を思い返し、極めて充実した撮影体験となったことを噛み締めています。