12月20日の蘇州中心での着ぐるみ二次元スナップ。今回の撮影ではGFX100SとGF80mm f/1.7の王道コンビを使用しました。屋外の自然光の下でこの黒いタイトな戦闘服を撮影する際、最も克服すべきだったのはスーツ表面のテカリ(反射)と、マスクの上に眼鏡をかけたことによる視界の遮りでした。視界が極めて狭く、無機質なハードシェルマスクであるため、感情表現はすべて体の所作や首の角度に頼るしかありませんでした。例えば階段でのカットでは、片方はガラスの手すりに首を預けて遠くを見つめ、もう片方は両手で膝を抱えてカメラをまっすぐ見据えるなど、構図にも工夫を凝らしました。ガラスの反射が天然のフィルターとなり、背後の木漏れ日の影や建築物のラインを見事に調和させてくれました。
スーツの滑らかな質感を保つため、撮影前には青いアーマーパーツの位置を念入りに調整し、腕や胸元と干渉して不自然なシワが寄らないように時間をかけました。白ソックスに緑のクロッグサンダルという組み合わせは一見シンプルですが、脚のラインの見せ方が極めてシビアで、太ももが太く見えないよう脚を置く向きを何度も微調整しました。戦闘服の黒いラバースーツは非常に通気性が悪く、特に階段に座る姿勢を保ち続けるとマスク内の呼吸音が激しくこもり、途中で何度もマスクを外して休憩を挟みました。1枚目と最後のカメラに向かって手を伸ばすポーズでは、動作が硬くならないか不安でしたが、カメラマンさんからぐっと前に手を突き出すよう指示を受け、迫力のあるパース感を表現できました。指ハートのポーズはあえて少し崩して作っており、キャラクターの持つちょっとエキセントリックで不器用な可愛らしさを意識しています。
今回の写真を振り返ると、可愛らしく見えるポーズの裏側には絶え間ない重心のコントロールがありました。特にハードシェルマスクにウィッグと眼鏡の重みが加わり、1日中撮影した後は首が本当にパンパンになりました。しかし撮って出しのクオリティを見た瞬間、その疲労感も吹き飛ぶほどの手応えを感じました。二次元スナップの良さは、厳密な小道具の配置にとらわれず、階段や柱に何気なくもたれかかるだけで、キャラクターの日常に根ざした空気感を切り取れる点にあります。胸がトクトクと高鳴るような高揚感とともに、大好きなキャラクターを現実の世界へと連れ出し、日常の何気ない一角にその姿を刻み込んで皆と共有できることこそ、コスプレの一番の醍醐味だと改めて実感しました。撮影してくれたカメラマンさんにも心から感謝です。80mmの大口径レンズが賑わう人混みを綺麗にぼかし、被写体を現実から切り離されたかのように引き立ててくれました。撮って出しで勝負できる自信は、精巧な造形と計算された光の賜物であり、終始心地よい撮影プロセスでした。
この写真を投稿したのも、自分の中で一番コンディションの良かったコスプレの記録を残しておきたかったからです。過度な技術に頼らなくても、最もリアルな二次元スナップにはそれならではの独特の魅力があります。着脱の大変さやマスク内の息苦しさを乗り越えて、これほど納得のいく作品を残せたことで、すべての苦労が報われたと感じています。