このラフィーの衣装に着替え、教室の木製デスクの前に立つと、このキャラクターが持つどこか眠たげで絶妙な雰囲気を真に実感できました。
ウィッグは淡いペールパープルのツインテールで、象徴的な赤いカチューシャと両脇の金色クロススターの髪飾りを合わせました。さらに大きなモコモコうさ耳が加わり、どんなに座り姿勢を変えても動きに合わせてゆらゆらと揺れ、どこかダウナーでドジっ子な設定にぴったりです。メイクは淡いピンクのカラコンを選び、目の周りにも同系色の赤みをのせることで、瞳の印象をより柔らかく夢見心地に仕上げ、普段の日常とは全く違う雰囲気を演出しました。
衣装で一番気に入っているのは、このブルー&ホワイトのホルダーネックキャミソールで、上にはピンク&ホワイトの大きなモコモコ袖のジャケットを羽織っています。見た目からしてフワフワで親しみやすさ抜群です。ボトムスの赤白プリーツミニスカートに白タイツを合わせ、シルバーの装飾が施された赤白バイカラーの厚底ブーツをプラスすることで、少女らしい甘さと艤装(装備)らしいメカニカルな重厚感が同居した強烈なギャップを生み出しています。
今回の撮影ロケーションは特設の教室スタジオで、緑の黒板、木製の机、壁際の地球儀、核として木製イーゼルなど、生活感あふれるアイテムが揃っています。カメラマンの@蒲牢411さんは不意に見せる表情を捉えるのが非常に上手く、多くのカットは会話の合間に撮影されたものです。ポーズを作り込むことなく、机の端に寄りかかったり両手で頬杖をついてぼーっとしたりする日常的な動作が、原作のどこかフワフワとしたラフィー コスプレの魅力と驚くほどマッチしました。
ポートレートの3要素がまさに撮影プロセス全体を貫いており、ウィッグやフワフワの飾りに当たる光の質感、そして構図の組み立てが、完成写真の空気感を大幅に高めてくれました。再現度の高い本番カットを撮るには相応の時間がかかり、ヘアメイクや衣装の調整だけでも一苦労ですが、モニターに映し出された画像を見た瞬間、すべての苦労や疲労が吹き飛びました。
正直なところ、木製の机の上に座るのは決して快適ではなく、カメラに合わせてリラックスした姿勢を保っていると、途中で足が痺れてこっそり崩すこともありました。ですがそうした裏の努力はレンズを通して自然に解消され、観客にはキャラクター特有のあのマイペースな雰囲気が届きます。教室の写真の背景には、めくられた卓上カレンダーや目覚まし時計といった小物を配置し、単なるキャラ写真にとどまらず、『アズールレーン』の日常のワンシーンにそのまま足を踏み入れたかのような世界観を作りました。
撮影が終わって衣装を片付けていると、夕暮れの光が黒板と隅の地球儀に差し込み、目の前の光景を見つめながら、切り取られたこの静寂な時間をしみじみと堪能することができました。