【和風コスプレ】函館神社の初雪に刻む記憶の1枚 - 1 枚目
【和風コスプレ】函館神社の初雪に刻む記憶の1枚 - 2 枚目
【和風コスプレ】函館神社の初雪に刻む記憶の1枚 - 3 枚目
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【和風コスプレ】函館神社の初雪に刻む記憶の1枚 - 11 枚目

函館神社のこのシリーズの写真、ようやくアルバムから引っ張り出して丁寧に整理しました。年初の北海道は驚くほど寒く、地面の積雪はまだ完全に溶けきっていなくて、灰褐色の土の上に散らばった松ぼっくりを踏むと、乾いた小気味よい音が響きました。あの旅の主な目的は、この和風の外景撮影を行うことでした。この原神コスプレキャラクターが持つ清冷な空気感を再現するために、ライトミントグリーンにオレンジのグラデーション花柄をあしらったこの着物を特別に選びました。

当時の気温は非常に低く、防寒用に白いファーのショール用意していたものの、画面により爽やかで透明感のある質感を捉えるため、撮影中のほとんどの時間でショールを外さなければなりませんでした。足袋と下駄を履いた素足で、砂利と残雪が混ざり合う神社の境内に立つと、足の指の感覚はすぐに麻痺してしまいました。これこそが冬のロケ撮影における避けては通れない試練なのでしょう。この着物に合わせて、ライトゴールドのウィッグをレイヤーカットして毛量をすき、ふんわりとしたカールを施し、頭頂部には青と白のビーズや流蘇(フリンジ)の髪飾りをあしらいました。風が吹き抜けるたびに髪飾りが優しく揺れ、躍動感のある瞬間をしっかりと捉えることができました。

ロケ地について言えば、函館神社の建築は非常に特徴的で、冬の低い太陽の光を浴びた朱色の鳥居や神楽殿は、濃厚でありながらも優しい色彩を放っていました。何より嬉しかったのは、赤い前掛けをしたあの狐の石像です。石の台座の上に静かに佇むその姿は、セット全体に素晴らしい霊気(神秘的な雰囲気)を添える見どころとなってくれました。カメラマンさんは構図を決める際、あえてそれを背景の視線誘導線上に配置してくれたので、私はその近くに立ち、見返り美人のように振り返ったり、カメラに向かって軽く小首を傾げたりと、自然な仕草での連動ができました。こうした身体の細かなニュアンスによって、冬の撮影にありがちなポーズの硬さを上手く和らげています。

雪の日だったため光量はこれ以上ないほど十分でしたが、雪面による強い照り返しで顔が白飛びしやすいのが課題でした。今回の北海道撮影ではカメラの測光ポイントに細心の注意を払い、主に人物の顔や衣装のハイライト(明部)に合わせることで、着物に施された繊細な植物のプリント模様のディテールを美しく残しました。霜の降りた石畳を歩くのは一歩一歩が真剣勝负で、重心を低く保たないと、万が一滑って転んだら、せっかく丁寧にセットしたウィッグやメイクが台無しになってしまいます。何度も歩き方や立ち位置の調整を重ねて、ようやくポーズがしなやかで自然、表情も硬くなっていない数枚の完成カットを収めることができました。

今こうして当時の写真を振り返ると、北海道の美しさは広大な雪原だけでなく、街角の神社のような小さくも精緻な建築様式の中にも息づいていると感じます。今回の正片(本番データ)を整理するにあたり、大げさな感情の装飾は必要なく、衣装本来の質感、光と影の陰影、そして冬ならではのあのひんやりとした清冽な空気感に立ち返るだけで、あの特別な経験を表現するには十分だと感じました。年初の極寒の旅の記憶は、最終的にこれらの美しい画面の中に留まり、あの函館への旅に完璧な終止符を打ってくれたように思います。