4月6日、急激に冷え込んだ北京国家会議中心にて、手が痺れるほど重い巨大な戦槌を抱えてIJOY北京アニメイベントの会場へ予定通り到着しました。今回は『アークナイツ』に登場する黒曜石マドロック コスプレのイベント写真をシェアします。
このキャラを出す際、毎回一番苦労するのが手に持った巨大なハンマーです。写真では軽々と扱っているように見えますが、混雑するイベント会場で持ち運ぶのはかなりの重労働でした。衣装は黒を基調としたオフショルダーデザインを採用し、半透明の黒メッシュスリーブと胸元のクロスストラップを合わせました。全体にメリハリをつけるため、腰元にはダークグリーンの葉の装飾を添えています。象徴的な銀白のロングストレートヘアと赤い瞳が魂であり、頭部の枯れ木のような黒い角パーツやとんがりエルフ耳を合わせ、スタイリングと固定にかなりの時間を費やしました。
会場天井の白熱灯が規則正しく並んでいたため、現地でベストアングルを探す作業は実に刺激的でした。現地のカメラマンさんには心から感謝しています。私たちの狙いは見事に合致し、床の反射効果や背景の金属手すりを生かして、マドロックの落ち着き払った冷徹さと力強さを記録することができました。黒い手すりに腰掛けた座り姿のイベント写真などは、視覚的に自信に満ちた佇まいを醸し出し、ボディラインやハイヒールのストラップデザインを綺麗に見せてくれます。ダークグレーの床に映える黒のハイヒールは洗練された印象を与え、アオリやアイレベルの視点から捉えることで、巨大なハンマープロップと華奢な人物との間に見事なギャップ萌えを生み出しています。
イベント会場では、通りすがりのファンが足を止めて大槌を眺めたり、ウィッグやメイクの質感を褒めてくれたりしました。共通の趣味を通じて生まれるこうした交流はいつも胸が暖かくなります。イベントに頻繁に通うコスプレ愛好家として、イベント写真はスタジオ撮影とは異なり、現場の光を捉えるカメラマンの感性と、複雑な背景の中で被写体を鮮明に切り取る手腕が強く試されることを実感しています。手すりを支点に巨大なハンマーをしっかり構え、レンズを力強く見つめる写真3の構図がとても気に入っており、黒曜石マドロックの独特な存在感を絶妙に表現できました。
実はこれまでもマドロックの他のバージョンを何回かコスプレしてきましたが、黒曜石衣装のデザインはイベント特有のカジュアルでありながらハードコアな雰囲気に一番マッチしていると感じます。一日中動き回って疲労感は残るものの、写真の返図(速報写真)を受け取った瞬間に全ての苦労が報われたと感じました。今回の写真は仮想キャラクターが現実世界に具現化した記録であると同時に、仲間たちと会場を駆け巡った思い出の記録でもあります。今後はより様々な被写界域のあるロケーションで、このキャラクターのさらなる魅力を表現し続けていきたいです。