今回の新春企画の撮影では、スタジオ内がお祝いムードあふれる情熱的な赤のトーンで彩られ、金色の稲穂、赤提灯、テーブルに並べられた延べ棒、そろばん、お年玉袋(紅包)、サンザシ飴(糖葫芦)が揃い、空間全体に『辞歳行』ならではの濃厚な雰囲気が漂っていました。
今回担当したのは『アークナイツ』のシュウで、歳の兄弟姉妹の新春テーマに合わせ、衣装には首元や腕の露出が美しい白の改良漢服を選び、しなやかなボディラインを引き立てました。しかしヘアメイクにはかなりの手間がかかり、青い龍角やエルフ耳のパーツ、そして青と金のグラデーションロングウィッグは、毛流れを整えてスタイリングを固定するだけで30分以上を要しました。腕に描かれた青い水紋の手描きアートもメイクさんが一筆ずつ丁寧に施してくれたもので、立ち座りの大きな動きで擦れてしまわないよう、撮影中はずっと手の角度や位置に気を配りました。
今回のカメラマンさんはコミュニケーション感のある瞬間を切り取るのが非常に巧みで、小道具が多かったこともあり、撮影全体がまるで「新春の福を届ける」ゲームを楽しんでいるかのようでした。最初は稲穂の中に横向きに立ち、黄金色の稲穂を一束抱えて振り返るポーズを取り、その後はマットの上に座って赤いリンゴをカメラに向けて差し出しました。リンゴの鮮やかな赤と白いチュールドレスが、強烈な視覚的コントラストを生み出しています。テーブルにうつ伏せになってお年玉袋を手にするアップショットでは、前傾姿勢によって鎖骨や胸元の美しいラインが際立ち、周囲に散りばめられた小さな金塊やそろばんと相まって、気だるげで縁起の良い雰囲気が一気に立ち現れました。
表紙に選んだこの写真は、私自身が最も気に入っている一枚です。ボアマットの上に正座し、身体をわずかに前傾させながら両手で赤いリンゴを差し出し、レンズとまっすぐ視線を交わしています。オフショルダーのデザインと控えめに脚を寄せた座りポーズによって、白い素肌の脚や優美な肩のラインが覗き、新年の華やかなお祝いムードと上品な色香を兼ね備えたカットになりました。
この作品を最高のクオリティで仕上げるため、春節を彩る小道具を余すところなく活用しました。お年玉袋を持つお茶目な仕草、サンザシ飴を掲げたときの期待に満ちた表情、そして一人静かに佇む穏やかさまで、すべてがこの一連の写真に凝縮されています。『辞歳行』の世界観を表現できたことで、入念な準備の苦労も報われました。写真を通じて、歳の兄弟姉妹の温かさと豊かな新年の空気感を感じていただければ幸いです。