今回の『東方Project』鈴仙・優曇華院・イナバコスプレ撮影は、キャラクターの性格が持つ鮮烈なギャップを表現することに重点を置きました。ヘアメイクではストレートの紫ロングヘアと赤い瞳を軸にし、憂いを帯びつつも鋭い眼差しに合わせるため、目の下のチークと赤いリップを際立たせました。衣装には白のフリルブラウスに赤いリボンタイ、ピンクと白の多層レーススカートを合わせ、黒のレザーグローブとスタッズブレスレットをアクセントに添えることで、可憐さとハードな要素のコントラストを見事に演出しました。今回用意した小道具も極めてギャップが大きく、冷徹な一面を物語る黒いハンドガンと、柔らかな一面を引き出すストロベリーケーキやシルバーのカトラリーを揃えました。
撮影は主にビルの屋上で行われ、寒色系の夕暮れ時の光が武器を手にした際の緊迫感ある張り詰めた空気に完璧にマッチし、ケーキを食べるカットでは暖色光に切り替えることで一気に柔らかな表情へと変化させました。実際のコスプレ撮影において小道具の扱いは難しく、特に拳銃を構える際は厚手のグローブ越しでも指先が強張らないよう力加減を意識し、レンズを射抜くような視線の角度を追求しました。ケーキを食べるシーンではより自然な所作を心がけ、フォークでクリームをそっとすくい、スイーツに熱心な視線を向けることで日常のくつろぎ感を表現しました。現場で根気強くポージングを指導し、瞳に宿るリアルな感情のディテールを見事に捉えてくださったカメラマンの@Fioreさんに心から感謝いたします。冷え込む天候の中で小道具や衣装による動きにくさもあり、ハイアングル撮影に合わせて体勢を何度も微調整する必要がありましたが、最終的な仕上がりは可憐なバニーガールらしさと危険な魅力が融合した素晴らしいものとなり、撮影プロセス全体もとても楽しい体験となりました。