今回のロケーションによるコスプレ写真は『原神』のリネットをテーマに、撮影場所には北京の朝陽公園を選びました。「生きるのは大変、マジシャンも芸を売って生計を立てる」という言葉が、今回の撮影プロセスをまさに完璧に言い表しています。北京の冬は骨身にしみるほど寒く、特に1枚目の凍った水面付近は身を切るような冷たい風が吹き抜けましたが、キャラクターの持つ存在感を表現するため、できる限り手足を伸ばしてポーズを取りました。衣装にはたくさんの小道具を用意しました。赤と白のミニシルクハット、ウエストにあしらった黄色いスマイルの大きなバッジ、胸元のレースや背中の大きな赤いリボンなどです。スカートの重なりが多く、さらに黒ストッキングと重厚なハイヒールブーツを合わせているため、着脱や移動はなかなか一苦労でした。2枚目の白い手すりに座るポーズは最も重心のバランスが試され、脱力感がありつつも物憂げな座り姿を表現するため、脚の筋肉をしっかり使って身体を安定させました。足元の黒ストッキングも綺麗なラインを描き出してくれています。3枚目の柱に寄りかかり片足を軽く曲げるポーズは、カメラマンの@藍橋神灯さんと綿密に打ち合わせて決めたアングルで、サイド逆光を活かしてスカートのレザーの質感や地模様をくっきりと浮き立たせました。撮影中は寒さだけでなく、歩き回る際にウィッグや髪飾りがずれてしまわないよう細心の注意を払いました。マジシャンのテーマに合わせ、瞳はクールな表情を保ちながらも、ほんのりお茶目さを残すよう意識しました。メイクには大きめのカラコンを使い、アイメイクはしっかりと濃いめに仕上げています。凍えるような寒さの中での過酷な撮影でしたが、クラシカルな洋風建築を背景にした仕上がりの空気感は本当に素晴らしいものになりました。カメラマンさんのライティング技術が非常にプロフェッショナルで、レンズの前でキャラクターの魅力を自然に引き出すことができました。写真のレタッチによって全体のカラートーンにもより深みが増しています。今回の北京コスプレの撮影を通じて、手袋の位置、スカートの裾の角度、表情の引き締め方など、細部にまで気を配ってこそキャラクターの持つ雰囲気を忠実に再現できるのだと実感しました。カメラマンさんとの息もぴったりで、目指していた世界観を完璧に捉えることができ、自分自身でも非常に満足のいく作品になりました。衣装の重量感があり体力も極限まで試されましたが、完成した写真を見るとすべての苦労が報われたと感じます。