本日の撮影は『崩壊 3rd』のリタ(リタ・ロスヴァイセ)をお届けします。今回のコンセプトにはダークなゴシック風(ゴシック風)を採用し、深みのある木製本棚が並ぶクラシカルな書斎をロケーションとして設営しました。キャラクター設定に寄り添い、全体のカラーパレットは黒・白・赤を基調に据え、鮮烈な明暗のコントラストを描き出しています。
まずは衣装のディテールからご紹介します。この衣装は息をのむほど豊かなレイヤードで構成されています。ネックラインには黒のシアーレース素材を用い、首元の鮮烈な赤いリボンタイと合わせることで、優雅でありながらどこか危険な緊張感を醸し出しています。ウエストの黒いコルセットはラインを美しく引き締めるだけでなく、あしらわれたシルバーの金属バックルや編み上げのディテールが実に精緻です。ボトムスは幾重にも重なるティアードスカートで、スリットが入った外側の黒いプリーツスカートから内側の白いフリルが覗き、歩行時にも美しい陰影と躍動感を見せてくれます。脚元には黒ストッキング(黒ストッキング)を着用し、太ももやすねの前側に走る白い幾何学ラインと矢印のパターンが、脚のラインを美しく補正しつつ二次元ならではのアニメ感を絶妙にプラスしてくれます。艶やかな黒のエナメルパンプスと相まって、足元まで揺るぎないオーラを確立しました。
小道具面では、手にした巨大な大鎌が最大の主役です。造形師さんが細部までこだわり抜いて制作してくださり、手になじむ重厚な黒の長柄に、金属の透かし彫り加工が施された白銀の刃先が美しく輝きます。接合部に咲く立体的な赤い薔薇は、頭部のヘッドドレスと見事な呼応を見せてくれます。この武器をブレずに美しく構え続けるため、腕の筋力と重心のコントロールを常に意識し、家具にぶつからないよう細心の注意を払いました。
ヘアメイクでは、ぱっつん前髪のゴールドショートボブに両サイドの黒い角状のヘッドドレスを装着。額に垂れる華奢なチェーンと真紅の薔薇の飾りがスタイリングの象徴的なアクセントになっています。赤いカラーコンタクトと深紅のリップが、瞳に一層の冷徹な気品を宿してくれました。ライティングはダークトーンを基調に設計し、メインライトで顔立ちと布地の質感を照らし出しつつ、アームチェアの背後から赤いバックライトを当てることで、深紅のレザーソファや木彫りのレリーフを重厚な陰影の中に浮かび上がらせました。
リタ特有の気品に満ちたアンニュイな気だるさを体現するため、ポージングはアームチェアに身を預ける仕草を主軸に据え、身体のしなやかな曲線と視線の角度で立体的な構図を作りました。大鎌をゆったりと下ろしたり力強く握り直したりしながら、重い武器に身体が引っ張られて姿勢が崩れないよう腕のラインを美しく保ちました。ハイヒールを履いて見下ろすような視線や流し目の角度を数時間維持し続けたため、腰や脚に心地よい疲労感が残りましたが、モニターを見つめ直すたびにキャラクターの魂へと深く没入していくことができました。
今回の撮影では空間の空気感とテクスチャの表現において数々の挑戦を行いました。赤・黒・白の鮮烈なコントラストと退廃的なゴシックの空間が完璧に調和し、衣装の細部から小道具の連携に至るまで、キャラクターの唯一無二の魅力を忠実に再現できた満足のいく作品となりました。