今回外せない組み合わせとして、@浮よ_ 氏とタッグを組み、『チェンソーマン』のマキマと山田さんのコスプレに挑戦しました。夜の都市の街頭をロケーションに選び、あの寒色系のネオンとガラスカーテンウォールの反射が、原作が持つ独特の、冷ややかでありながら危険な空気感に実によくマッチしていました。私のこのレザージャケットに白のインナー、工程として外せないトレードマークの赤髪を合わせたスタイリングは、髪型のカーブからアイメイクのタレ目感(犬系下垂感)にいたるまで何度も調整を重ね、一見温和でありながら実際にはすべてを掌握しているマキマの気品を再現することに努めました。小道具のタバコは欠かせない魂の要素ですが、撮影中は指の挟み方の角度に常に気を配り、リラックスしつつも締まりをなくさないように意識しました。キャラクター自身の佇まい(肢体言語)にこそ、常に余裕のある落ち着きが滲み出ているからです。
屋外での夜景スナップ撮影は、実のところ補光(ライティング)とレンズの安定性がかなり試されます。私たちは小電力の定常光ライト(常亮灯)を使って顔を明るくし、背後のショッピングモールの環境光と組み合わせることで、仕上がった写真の髪の毛のきらめきや琥珀色の瞳の表現には比較的満足しています。山田さんの白シャツに黒ネクタイのスタイリングは夜の闇の中で非常に目を引き、二人が並んで画面に収まると、赤・黒・白のカラーブロックのコントラストがコスプレ撮影としてとても映えました。今回の衣装は生地の質感にもこだわっており、レザージャケットのマット感とシャツのパリッとしたハリ感が美しいレイヤーを形成しています。このようなドラマチックな要素と日常のギャップを内包したコンビを撮影すると、純粋なスタジオ撮影よりもキャラクターの性格のもう一つの側面を見出しやすくなります。
最後になりますが、小道具のタバコはあくまでシチュエーションに合わせたアクセサリーであり、現実世界ではもちろんお勧めしません。この夜景スナップのシリーズを通じて、マキマの持つ独特のオーラを感じていただければ幸いです。そして、これが私たちの原作キャラクターに対する誠意あるオマージュ(致敬)でもあります。