早朝の気温は0度、大理竜龕桟橋にて。
撮影の数日、大理は急激な冷え込みに見舞われ、午前4時に起きてメイクをするには相当の堅い意志が必要でした。しかしペンションのドアを開け、薄暗い雲の合间から遠くに覗くかすかなオレンジ色の光を目にした瞬間、胸の中の焦りは一瞬で消え去りました。
今回のモチーフは東方Projectの射命丸文です。天狗の少女という存在自体、こうした水辺や高遠なロケーションに非常にマッチします。象徴的な赤いベレー帽与尖った耳を事前に準備しましたが、一番手強かったのは背中の黒い羽の翼装飾与ショールでした。風が強いと位置がズレやすいためです。しかし静止した瞬間、洱海の日の出の順光に浮き上がることで、キャラクターならではの躍動感が見事に立ち現れました。
大理竜龕桟橋のこの水域には水杉が直接自生しており、赤茶色の葉与深い青色の洱海の湖水が非常に強烈な視覚的コントラストを生み出しています。この自然に溶け込むような効果を出すため、私は裸足で水中の礁石(岩)の上に立つしかありませんでした。
11月初旬の洱海の水温は真冬のように冷たく、足を踏み入れた瞬間に脳天まで氷のような冷気が突き抜けました。木の梢を通り抜ける最初の光が身体に落ちる瞬間を捉えるため、私は岩の上で同じポーズを保ち、頭上の枝葉へ繰り返し手を伸ばしました。早朝の冷風が吹き抜けるたび身体がかすかに震えましたが、画面の中でリラックスした自然との対話感を保つため、始終呼吸を整え続けました。
途中で座りポーズに切り替えたのは、実は足の感覚が無くなるほど凍えてしまい、カメラマンさんが設定を調整する合間に少し休憩するためでした。しかし、横を向いて遠くの山々や波光を眺めるその一瞬が巧みに切り取られ、作為的なポージングよりもむしろ脱力感のあるナチュラルな一枚になりました。
3枚目の写真は撮影終了後のアップで、少し厚手の白いモコモココートを羽織っています。この時には太陽が完全に昇り、光線も柔らかくなり、岸辺の民家が朝光の中で豊かな生活感を漂わせていました。
今回の撮影の難しさは気温だけでなく、水中の岩が非常に滑りやすかったことにもあります。ポーズを変えるたびに細心の注意を払い、レンズの結露に繋がる水跳ねを防ぐ必要がありました。幸いカメラマンさんがとても辛抱強く、太陽が地平線から飛び出す前のわずか十数分のゴールデンタイムに滑り込むことができました。完全に日が昇ってしまうと、水面の色や光のニュアンスの変化があまりにも早くなってしまうからです。
本物の水与本物の風がもたらす臨場感は、スタジオ撮影では決して代用できません。岩場を離れる時にはズボンの裾が濡れてしまいましたが、最終的にレタッチされた写真を目にして、この早朝の寒さはすべて報われたと感じました。現地の環境の中に深く入り込み、自然光を活かしてキャラクターの雰囲気を形作ることこそが、屋外写真の最大の醍醐味なのです。