ジエの黒縁メガネを鼻筋に掛けた瞬間、痛感しました。「誰でも国語の先生になれるわけじゃない」と。彼女がそのメガネを掛け、ストレートの黒髪ロングに赤紐の髪飾り、そして清楚な白シャツを合わせると、まさに厳格で知的な国語教師そのもの。ところが私の顔に載せた途端、淡い金髪にブルーのメッシュ、立派なドラゴンの角、首元の幾何学的な甲冑チョーカーと喧嘩して、「先生のメガネをこっそりかけて現行犯逮捕された生徒」のような強烈な違和感が爆発しました。
今回のメガネIF撮影は、顔立ち・メイク・メガネの親和性が生み出すギャップを検証してみたいという思いから始まりました。ジエの顔立ちは柔らかく端正で、黒縁メガネの直線的なラインが輪郭を引き締め、上品で知的な文系女子のオーラを自然に引き立ててくれます。一方の私は淡い色のカラコンを装用し、目尻の跳ね上げやカールしたまつ毛にアイメイクの焦点を置いていたため、黒縁メガネがそれらの見せ場を覆い隠し、目元の印象を重くしてしまいました。頭部の装飾もすでに十分華やかなため、メガネが余計なノイズになってしまったのです。
撮影風景は終始笑いに包まれていました。イベント会場のグリーンスクリーンの前に立ち、大きな鏡の傍らで互いにスマホを向け合ってアングルを模索。私が鏡越しにポーズを探っていると、彼女からは「授業中にぼーっとサボっている生徒みたい」とからかわれ、私からは「今すぐ教科書の暗唱テストを仕掛けてきそうな先生そのもの」と言い返したり。けれど、この鮮烈なミスマッチこそが表現の面白さでもありました。
スタイリングの再現にあたっては、ウィッグや衣装だけでなくメイクにも細心の工夫を凝らしました。私は淡いカラコンに合わせて眉の形を柔らかく整えて愛らしさを意識し、ジエは目元に赤みを差して黒縁フレームの奥に物語性を宿しました。まさか小道具のメガネを交換して遊んだだけで、ここまで笑える結果になるとは予想外でした。
コスプレの観点から言えば、メガネは存在感の強いハードアイテムゆえ、情報量の多い華やかな造型には干渉しやすい側面があります。本来、角を配した私のスタイリングに黒縁メガネはミスマッチでしたが、そのちぐはぐさが思いがけずユニークな愛嬌を生み、嬉しい副産物となりました。レタッチで違和感を消すような野暮なことはせず、ありのままのユーモアを大切に残しています。キャラクター設定の枠を少し外れ、異なる個性の2つの装いと小道具交換の戯れを通じて、イベント舞台裏のリラックスした素顔を美しく記録できました。この楽しいオフショットが、白シャツスタイルの特別な思い出になれば幸いです。