今回の『原神』ニィロウ コスプレのスタイリングは長い時間をかけて準備を進め、本日ようやく実景での屋外コスプレ撮影が実現しました。ロケ地には山奥の深い渓谷を選定。水は澄み渡り水深も浅いため、風景と人物が美しく調和する水辺のポートレートにまさに最適でした。しかし山中の水温は想像以上に低く、水と親しみ軽やかに舞うキャラクター本来の特質を表現するため、あえて水に入って撮影することを決断しました。実際の撮影では、ロングスカートとシアーな長いリボンが水を含むと極めて重くなり、水流の中で歩いたり静止したりするだけでかなりの体力を要しましたが、カメラマンの糖木有(タンムーヨウ)さんの瞬発力あるシャッターさばきと、実際の地形に即したポーズ指導のおかげで、無駄な体力を消耗することなく進められました。
ヘアメイク面では、赤髪のウィッグに専用の防水・セット加工を施しました。これを怠ると水に触れた瞬間にペタンと潰れてしまうためで、ヘッドドレスもズレ落ちないようしっかりと固定しました。衣装には比較的軽やかで防水透湿性のある生地を採用し、入水後に重みが増すとはいえ、渓流撮影における写真映えは確実に担保できました。自然な立ち振る舞いを追求するため、水中で何度もテストを重ねましたが、レースアップサンダルは濡れた滑りやすい岩場の上では滑り止めが効きにくく、足元には細心の注意が必要でした。撮影時にはシャボン玉マシーンや無害なスモークケーキも用意し、水面の反射と相まって、スタジオ撮影のような無機質さとは一線を画す、みずみずしく透明感あふれる画面を作り上げました。
レタッチ担当の若寒(ルオハン)さんは光と影の処理に並々ならぬ情熱を注いでくれ、特に水面の波紋、水鏡の映り込み、半透明素材のテクスチャを丁寧に引き出しました。カラーグレーディングによって渓谷の潤いある豊かな緑と、人物の鮮やかな赤髪とのコントラストが絶妙に残され、画面全体に息を呑むような生動感が宿りました。撮影プロセス全体が非常に充実しており、ロケ撮影ならではの過酷さとともに、構図やライティングを探求する喜びに満ちた、極めてクオリティの高い屋外コスプレ体験となりました。