今回の雪女さんコスプレのスタイリングには、実はたくさんの細かなこだわりを詰め込みました。ウィッグはあえて薄水色のグラデーションカラーを選び、頭頂部のアホ毛のシルエットをキープするために、潰れてしまわないようスタイリングスプレーを何層も重ねて固めました。衣装は伝統的な着物ではなく、白のタートルネックセーターとライトブルーのカーディガンを選び、日常系コスプレの雰囲気を出しつつ、未亡人雪女としての気品を表現できるような雪女像を目指しました。見た目はそこまで冷たそうには見えませんが、眼差しや表情では雪女らしい清冷で儚げな特質をしっかりと引き出せるよう意識しています。
撮影場所には青島の民泊を選びましたが、採光条件が非常に理想的でした。今回の青島撮影依頼はロケーションにも恵まれました。陽の光が大きな掃き出し窓から差し込み、部屋全体を柔らかく透明感たっぷりに照らしてくれます。カメラマンさんは構図を決める際、画面の「余白」をとても意識してくれ、あの気だるげで飾らないおうち空間の雰囲気を演出してくれました。こうした二次元と日常が半分ずつ融合したような写真を撮る時は、大げさなポーズよりも、細かな所作や感情のニュアンスのほうが心に響くものです。私もキャラクターになりきるために、指先を下唇に当てて物思いに耽ったり、クッションを抱きしめてカーペットの上に座ったりと、小さな動作を色々と試してみました。
的确な撮影ポージングの指導があると、コスプレイヤーもより早くキャラクターの世界観に没入できます。今回のシリーズでは、あえてベタな雪景色を作り込むのではなく、雪女が持つ特有の距離感や神秘性を現代のホーム環境の中に落とし込むことで、絶妙なギャップ(反差感)を表現しました。白い壁と自然光のおかげで画質も非常にクリーンに仕上がり、ダークカラーのストッキングと白セーターの組み合わせもスマートに映え、二次元ならではの精緻さを持ちつつもリアリティを残した、大満足のコスプレ撮影になりました。