今回の新世紀エヴァンゲリオンのアスカ撮影は、部屋着風の窓辺のシチュエーションからアプローチすることにしました。プラグスーツや制服がもたらす颯爽とした雰囲気とは異なり、眼帯とツインテールのクラシックな造形を日常コーデに落とし込むことで、アニメの本編ストーリー以外におけるキャラクターの可能性をかえって表現できると感じました。撮影の時間帯は午後に設定し、窓のレースカーテンを利用して直射日光を柔らかい拡散光へとフィルタリング。顔に落ちる光と影のグラデーションは非常にナチュラルで、複雑なライティングを組まなくても、色白で透明感のある仕上がりが撮れました。スタイリングとしては、ベースとなるウィッグや眼帯のほか、衣装はあえて白いキャミソールとダークグリーンのゆったりとしたパーカーを選び、白いショートソックスを合わせました。全体的にトゲ(威圧感)がなく、色合いの組み合わせもとても心地よいです。
撮影時のアングルは非常に多彩で、アオリ(仰拍)もフカン(俯拍)も取り入れ、あの気取らない、無防備でプライベートな状態を強調しました。特に写真の中のトーストをくわえている瞬間は、休憩の合間にスナップされたもので、わざとらしく決めたポーズよりもかえって生き生きとしています。目が覚めたばかりでまだぼんやりとした、少しだるそうな表情は、アスカのツンデレな外見の下に隠された、プライベートにおける10代の少女としてのリアルな一面にとてもよくマッチしていると思います。全体のホームスタイル感を壊さないよう、メイクもできるだけ透明感のあるナチュラルさをキープし、ブルーの瞳と眼帯の周りの輪郭だけを強調することで、濃すぎるメイクが主役を食ってしまわないように配慮しました。
実際、キャラクターを表現する際、名シーンを完璧に再現するだけでなく、彼女が警戒を解いた時の姿を表現するのも非常に興味深いことです。週末に一人で窓辺にこもり、静かに外を眺める――このリラックス感は本当に癒やされます。皆さんがこの写真集(アニメ風ホームポートレート)を見て、私と同じように、午後ならではの心地よさと静けさを感じていただければ幸いです。