今回は夏夜の花畑でこのセットを撮影することにしました。夜の気温はやっと下がりましたが、草むらの中には蚊や虫がまだたくさんいて、虫よけスプレーを半分以上吹きかけてからやっと足を踏み入れることができました。この衣装のカラーリングはとても爽やかで、ブルーとホワイトが基調となっており、襟元にはオレンジ色の細い紐で視覚的なアクセントを加えています。サマードレスには雪の結晶の刺繍がたくさん施されており、スカートの裾はブルーとホワイトの菱形切替デザインで、歩くときにレイヤー感がはっきりと分かります。背中にある半透明の青い翼の小道具は今回のスタイリングのポイントであり、素材自体に反射性があり、カメラマン@開開の補助光に照らされてキラキラとした質感を放ち、周囲の暖黄色の花畑と明確な寒暖のコントラストを生み出しています。出演時のメイクとスタイリングは織女植さんに手伝ってもらい、水色のウィッグにレイヤーを入れ、明るいブルーのカラコンと合わせて氷属性の設定に合わせました。撮影時間が夜間であったため、環境光が非常に暗く、ライティングが非常に試されるものとなりました。私たちはさまざまなライティングの角度を試しましたが、最終的な仕上がりは期待を裏切らないものでした。写真の中の腰に手を当てたり頬杖をついたりするポーズは、衣装の輪郭や人物の比率をより調和させるためのものです。スカートの裾の下にある白いレースの靴下も全体のスタイリングによく馴染んでいます。こうした夜景のロケ撮影は、人が立ってシャッターを押すだけでいいと思われがちなのですが、実際には補助光の角度が少しずれるだけでも、人物の顔や翼の小道具の反射効果が大きく損なわれます。現場ではカメラの位置やフラッシュのパラメータを絶えず調整する必要がありました。夜の気温は過ごしやすかったものの、この衣装を着て草むらの中で数時間動き回ったため、内側はやはりかなり汗をかきました。レンズの前では、どこか冷たさを帯びつつも茶目っ気のあるポーズを保つように心がけました。花畑の光や花の影が衣装に当たり、これらの平面的などモチーフを立体的な画面へと昇華させました。全体の仕上がりは夏夜の涼しさを強く感じさせるもので、これこそ私が求めていた表現です。